知らなきゃ恥!?中国の自動車テック上位50社、自動運転系で注目は…

WeRide、Pony.ai、Neusoft Reach…



出典:KPMG

国際会計事務所のKPMGは2021年8月27日までに、中国の優れたモビリティ技術を有する企業を選定した「中国オートテック50」を発表した。

中国オートテック50における「China’s Leading Autotech Innovators」では、自動車に関連するさまざまな技術を開発する企業が選ばれており、自動運転の分野ではWeRideやPony.ai、Neusoft Reach、DeepRoute.Ai、Plus.ai、Human Horizonsなどが含まれている。







■ランクインした6社はどんな企業?!
WeRide:自動運転レベル4の技術開発に注力

WeRideは自動運転レベル4(高度運転自動化)の技術開発に注力するスタートアップだ。レベル4の自動運転タクシーサービス開発に注力しており、2020年7月に中国の広州で完全無人での自動運転タクシー実証をスタートさせている。

2021年に入り、大規模な資金調達のほか、米カリフォルニア州において無人テスト許可を取得するなど、積極的な動きをみせている。同年8月には物流業界向けの自動運転技術開発を手掛けるMoonXを買収して子会社化したことを発表した。

▼WeRide公式サイト
https://www.weride.ai/en/

Pony.ai:トラック事業にも本格的に着手

Pony.aiは2016年12月に百度(Baidu)出身の2人が米カリフォルニア州で創業したスタートアップだ。

米国と中国で自動運転タクシーの開発をメインに事業を進めており、2019年にトヨタと自動運転技術の開発などで協業することを発表し、2020年2月にトヨタから4億ドルを調達している。

2021年3月からトラック事業に本格的に着手し始め、同年6月には自動車製造に参入する計画があると報じられた。

▼Pony.ai公式サイト
https://www.pony.ai/

Neusoft Reach:「次世代自動運転エコシステム」を構築

Neusoft Reachは、中国ソフトウェア開発大手Neusoftと日本のアルパイン社の共同出資により、2015年に設立された。自動車用のソフトウェア事業を中心に、AI(人工知能)やEV(電気自動車)動力システム、モビリティサービスなど事業分野は多岐にわたる。

「次世代自動運転エコシステムプラットフォーム」を構築しており、自動運転の技術やサービスなどトータルソリューションの提供を目指し、特に自動運転分野に注力している。ホンダともEV事業で協力体制を築いている。

▼Neusoft Reach公式サイト
https://www.reachauto.com/en/

DeepRoute.Ai:深センで自動運転タクシーのサービス実証

2019年設立のスタートアップDeepRoute.Ai。2019年11月に中国武漢において自動運転タクシー事業を開始し、その際、自動運転レベル4(高度運転自動化)の車両が100台投入された。

2021年4月に乗客を乗せた自動運転タクシーの試験許可を深センで取得しており、同年8月にサービスを実証的にスタートさせている。

▼DeepRoute.Ai公式サイト
https://deeproute.ai/index.php

Plus.ai:自動運転トラックの量産化を開始へ

Plus.aiは米シリコンバレーに本社を置き、中国で自動運転技術の研究開発を行う2016年設立のスタートアップだ。2019年末までにすでに米17州での実証を実施済みで、2021年4月には同年中に自動運転トラックの量産化を開始する予定だと発表した。

ちなみに同社が開発する自動運転システム「PlusDrive」は既存のトラックへインストールしたり、新規開発の車両にオプションで装備したりできるなど、柔軟性が特徴とされている。

▼Plus.ai公式サイト
https://plus.ai/

Human Horizons:レベル4の自動駐車システムを開発

EVスタートアップのHuman Horizonsは2017年創業の企業だ。「次世代のモビリティをよりスマートにする」ことを目的としている。

自動運転技術の開発も進めており、2020年9月には自動運転レベル4のAVP(自動バレーパーキングシステム)を完全電動車両「HiPhi X」に搭載すると発表している。

▼Human Horizons公式サイト
https://www.human-horizons.com/

【参考】関連記事としては「中国Human Horizons、HiPhi Xにレベル4自動駐車システム搭載へ」も参照。

■【まとめ】中国が自動運転で世界を席巻する立場になりうるのか?

国家ぐるみの自動運転開発を加速させる中国。スタートアップのポテンシャルも計り知れない。6社の今後の取り組みに引き続き注目していきたい。

▼2020 KPMG China Leading Autotech 50 – KPMG China
https://home.kpmg/cn/en/home/campaigns/2021/08/kpmg-china-leading-autotech50-4th-edition.html

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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