Aurora Innovationの自動運転戦略(2023年最新版)

商用化に向けたパートナー続々



出典:Aurora Innovation公式サイト

自動運転開発を手掛ける米スタートアップのAurora Innovation(オーロラ・イノベーション、以下オーロラ)の注目度が日増しに高まっている。

さまざまなプラットフォームに統合可能な自動運転システム「Aurora Driver」を武器に、自動運転トラック事業「Aurora Horizon」や自動運転配車サービス「Aurora Connect」の社会実装を目指しており、実用化に向けた環境整備がこの数年で大きく前進している。







オーロラのこれまで取り組みを年代順に追い、同社の戦略と展望に迫っていく。

<記事の更新情報>
・2023年5月28日:2021年8月以降の動向を追記
・2021年7月30日:記事初稿を公開

記事の目次

■オーロラの概要
出典:Aurora Innovation公式サイト

オーロラは、クリス・アームソン氏、スターリング・アンダーソン氏、ドリュー・バグネル氏の3人が中心となって2016年に立ち上げた。2017年に事業を本格化している。

CEO(最高経営責任者)を務めるクリス・アームソン氏は、米国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボットカーレース「DARPAアーバンチャレンジ」優勝チームでテクノロジーディレクターを務め、その後グーグルの自動運転開発プロジェクトに参加し、CTO(最高技術責任者)として活躍した実績を持つ。

一方、スターリング・アンダーソン氏はテスラの自動運転機能「オート・パイロット」における開発責任者、ドリュー・バグネル氏はUberの自動運転開発リーダーをそれぞれ担っていた。

同社は、さまざまなメーカーが製造した異なる車両で動作可能な自動運転システム「Aurora Driver」の開発を進めており、世界のOEMとのパートナーシップのもとグローバル展開していく自立した戦略を打ち出している。

当初はロジスティクス向けの自動運転トラックの開発が主体だったが、現在ではライドシェアネットワーク向けの自動運転車の開発なども積極的に進めている。

■2023年4月:自動運転システムキットの生産や商用化に向けコンチネンタルと協業

オーロラは2023年4月、独サプライヤー大手コンチネンタルとAurora Driverのスケーラブルな商用展開に向け独占的パートナーシップを締結したと発表した。

両社は、トラック運送業界向けの第一世代となる自動運転システムの設計や開発、検証、提供、サービスに至るまで共同で取り組んでいく。この協業により、米国全土の航空会社やフリート運営者が利用できるようになるという。

コンチネンタルは、Aurora Driver用にセンサー、自動運転制御ユニット、高性能コンピューターなどで構成される自動運転システムキットを供給し、製造から廃止に至るまでのライフサイクル全体を管理する。

2024年に予定しているAurora Driverを活用したサブスクリプション・トラック輸送サービス「Aurora Horizon」の開始に続き、2027年に生産開始する予定としている。

■2023年4月:Aurora Driver Beta 6.0をリリース

オーロラは、自動運転システムの最新バージョン「Aurora Driver Beta 6.0」のリリースを発表した。Aurora Horizon開始に向け、2024年末までにダラス〜ヒューストン間でオペレーターなしで貨物を商用輸送するために必要な運転能力を確認したという。

オーロラは過去18カ月にわたり、6回のベータ版アップデートを通じて救急車などの緊急車両の検知や対応、車両を路肩に寄せる原因となった問題を解決した後の安全な車道への再進入、工事区域などにおける一時的な障壁のある車線の移動、異常気象など設計範囲外のシナリオ検出・対応など、数十の機能をリリースし、Aurora Driverの自律性能や安全性、信頼性を段階的に向上させたという。

発売に向けた改良と検証の最終段階に入っており、最初の自動運転コースとなるダラス‐ヒューストン間における無人運転を2023年末に可能とする方針だ。

【参考】Aurora Driverのアップデートについては「トヨタが提携中のAurora、自動運転トラック商用化へ最終段階」も参照。

■2022年6月:FedExとのパートナーシップ拡大 12月にはUberも

ロジスティクス企業とのパートナーシップを着々と拡大するオーロラだが、既存のパートナー企業との取り組みも拡大傾向にあるようだ。

オーロラは2022年6月、FedExとのパートナーシップの拡大を発表した。2021年9月からダラス〜ヒューストン間で配送を行っているが、新たにターミナルを設けたフォートワース〜エルパソ間でも自動運転配送を行うという。

同年12月にはUberとのパイロットプログラムの拡大も発表している。輸送プラットフォーム「Uber Freight」においてもフォートワース〜エルパソ間での輸送を開始した。

配送パートナーの拡大とともに、自動運転が可能な路線・ルートも徐々に延長し、サービス強化を図っていく構えだ。

【参考】Uberとの取り組みについては「トラック運転手も連休とりたい!Uber「自動運転化します」」も参照。

■2022年4月:Werner Enterprisesと提携 その後も各社との提携が続々

オーロラは、輸送大手Werner Enterprisesと貨物の無人輸送に向けテキサス州で商用試験を開始すると発表した。

Aurora Driverを搭載した自動運転トラックでフォートワースとエルパソ間約600マイル(約965キロ)の道のりで荷物を運ぶ。こうした単調かつ長距離のルートはトラックドライバーにとって苦痛であり、自動運転技術によるメリットが大きく発揮されるようだ。

オーロラはその後、5月にCovenant Logistics、8月にSchneider National、11月にRyder Systemと立て続けにパートナーシップを結び、Aurora Horizon実用化に向けた実証を加速するなど基盤を固めつつあるようだ。

【参考】オーロラの自動運転トラックについては「「眠くなるルート」こそ自動運転トラック!米Auroraの事例から」も参照。

■2022年3月:Sienna-AutonoMaaSベースの車両を公開

オーロラは、提携するトヨタの自動運転MaaS専用車両「Sienna-AutonoMaaS」にAurora Driverを統合した試験車両を公開した。

オーロラはトヨタモーターノースアメリカのエンジニアリングチームと協力し、同車両へAurora Driverを統合するための要件を確立し、2021年秋にプロトタイプを発表していた。顧客要件に合わせこれをさらに改良し、より大規模なプラットフォーム車両を構築したという。

次世代トラック向けの学習と機能を継承することで、わずか6週間でトラックと同等の性能に達したという。

テキサス州の高速道路や郊外で自動運転フリートのテストを行っており、Uターンや高速への合流、路肩車両への対応を含む車線変更などの処理を進めているという。

2024年後半を目標に掲げる自動運転配車サービス「Aurora Connect」実用化に向け、着実に開発を進めているようだ。

■2022年2月:US Xpressと提携

オーロラは、貨物運送大手のUS Xpress Enterprisesとパートナーシップを結び、Aurora Horizon導入に向けた検討を進めていくと発表した。

両社は、Aurora Horizonの発売に合わせディスパッチングと動的ルーティングを強化するため、US Xpressのデジタル対応フリート「Variant」のプラットフォームへのアプリケーションプログラミングインターフェイスの統合などを進めていく。

【参考】US Xpressとの提携については「自動運転開発の米Aurora、貨物運送のUSエクスプレスと戦略的提携」も参照。

■2021年11月:ナスダック市場に上場

オーロラがSPAC企業との統合を完了し、米ナスダック市場への上場を果たした。総収益と手元資金は18億ドルを超えたという。

投資家には、UberやPACCAR、ボルボグループなどが含まれている。アームソン氏は「オーロラは自動運転トラック輸送と移動サービスの両方にAurora Driverを大規模展開する会社。上場企業として、自動運転技術のメリットを安全、迅速、そして広範囲に届けるための取り組みを加速していく」と述べている。

ティッカーシンボルは「AUR」で、初日の終値は9.60ドル。一時17ドル台まで値を伸ばしたが、株式市場全体の低迷などが相まって、現在は1ドル台の取引が続いている。2023年5月時点における時価総額は10億3,365万ドル(約1,450億円)となっている。

■2021年10月:Aurora Driverのベータ版リリース

オーロラは2021年10月、Aurora Horizonの商用パイロットに対応する「Aurora Driver」のベータ版をリリースしたと発表した。自動運転機能の実証を加速する方針だ。

自動運転トラックのサブスクリプションサービス「Aurora Horizon」製品の商用発売に向けた重要なマイルストーンと位置付けており、ベータ版を活用してテキサス州ダラス‐ヒューストン間で荷物の輸送を実施している。

物流パートナー向けに商用運用できるよう設計されており、2023年後半の本格的な商用化に向け実証を加速し、バージョンアップを重ねていく狙いだ。

■2021年7月:ナスダック市場への上場計画発表

オーロラは2021年7月、米ナスダック市場への上場計画を発表した。特別目的買収会社「Reinvent Technology Partners Y」との合併によるSPAC上場で、2021年後半の上場を目指す。

合併後の時価総額は130億ドル(約1兆4,000億ドル)と推定している。また、既存株主は、合併企業の約84パーセントの株を所有すると予想している。

■2021年6月:自動運転スタートアップWaabiに出資

カナダの自動運転開発スタートアップ・Waabiが2021年6月に発表した資金調達Aラウンドに、オーロラが参加している。

Waabiは、機械学習やコンピュータビジョンの分野で高い実績を誇るラケル・ウルタスン氏が立ち上げたスタートアップ。同氏は、豊田工業大学シカゴ校の助教授やUberの自動運転ユニットATGのチーフサイエンティスト、トロント大学教授などを歴任し、Waabiを立ち上げた。

ディープラーニングや確率的推論、複雑な最適化を活用するなどAIファーストのアプローチで自動運転業界に挑むようだ。

■2021年3月:ボルボ・グループと自動運転トラックを発表

オーロラとボルボ・グループは2021年3月、戦略的パートナーシップのもと高速道路における自動運転を可能とするトラックを共同開発したと発表した。

両社は、2018年からボルボの高速道路トラックへのAurora Driverの統合と、「Transport as a Service(TaaS)」ソリューションの開発に重点を置いた共同開発を進めており、北米向けのハブツーハブアプリケーション向けの自律型トランスポートソリューションの開発・展開を目指すとしている。

■2021年2月:OURS Technologyを買収

オーロラは2021年2月、LiDAR開発を手掛ける米スタートアップOURS Technologyの買収を発表した。新たなLiDAR企業の買収により、コスト削減やパフォーマンスの向上などFirstLight LiDARのさらなる強化を図っていく方針だ。

OURS Technology は、X・Y・Z軸に反射率と速度を加えた5D-LiDARの開発を手掛けている。

■2021年2月:トヨタ・デンソーと戦略的パートナーシップ締結

自動運転開発を加速するオーロラの取り組みは、日本企業とのパートナーシップにまで発展した。オーロラは2021年2月、トヨタとデンソーと長期的かつグローバル、戦略的なコラボレーションのもと、自動運転車をグローバルに大規模展開すると発表した。

きっかけは、2020年12月に買収したATGだ。トヨタ・デンソーはUberと自動運転ライドシェアサービスの開発と展開に向け協業・出資しており、オーロラがATGを買収したことでオーロラを加えた新たな開発体制に刷新されたのだ。

新たなパートナーシップでは、2021年末までにAurora Driverを搭載したトヨタシエナを開発・実証し、自動運転サービスに向けたフリートの構築を進めていく。そして数年内にUberを含むライドシェアネットワーク上で稼働する自動運転車の大量生産や販売、サポートの基礎を築いていく。

また、長期的な取り組みの一環として、デンソーによる主要な自動運転コンポーネントの大量生産や、これらの車両を大規模展開する際の資金調達、保険、メンテナンスなどの包括的なサービスソリューションをトヨタと共同で検討していくこととしている。

■2021年1月:PACCARと戦略的パートナーシップ締結

オーロラ2021年1月、米大型トラックメーカーのPACCARと戦略的パートナーシップを結び、自動運転トラックの開発と商業化に向けた取り組みを共同で進めていくと発表した。

PACCAR のPeterbilt579やKenworthT680にAurora Driverを統合し、無人運転可能なトラックを開発するとともに、今後数年間で自動運転トラックを大規模展開するための広範な商業化計画を作成していく。

■2020年12月:Uberの自動運転開発ユニットを買収

オーロラは2020年12月、配車サービス大手Uber Technologiesの自動運転開発ユニット「Advanced Technologies Group(ATG)」を買収すると発表した。合わせて自社テクノロジーをUberの配車プラットフォームに接続し、Aurora Driverを幅広く提供していく戦略的パートナーシップも締結した。

買収に伴い、Uberはオーロラに4億ドル(約440億円)を投資し、UberのCEOであるダラ・コスロシャヒ氏がオーロラの取締役会に加わり、両社のパートナーシップをサポートする。4億ドルの投資は、オーロラの非公開株をUber株主側に提供する対価のようだ。

オーロラは主にロジスティクス分野に向けた自動運転開発を進めてきたが、Uberは移動サービス向けの自動運転開発を進めてきた。この新たな知見を得ることで、移動サービスと物流両方の業界をリードする機会を得たとしている。

■2020年7月:独自開発した「FirstLight Lidar」を発表

オーロラは2020年7月、独自開発したLiDAR「FirstLight Lidar」を発表した。知覚システムはこれまで以上に遠く、かつ速く、より高い精度で物体を認識・追跡することを可能としており、まず次世代試験車両の標準センサーとして使用していく。

FMCW LIDARはセンサーが単一光子に敏感なため、300メートル先のあまり光を反射しないターゲットも検知可能という。また、各データポイントに非常に正確な速度を瞬時に提供することで、オブジェクトの位置の変化から速度を推定する必要がなくなり、知覚システムは受信データをより高速に処理できるようになるという。

さらに、AM方式のLiDARが影響を受けやすい太陽熱負荷やセンサーのクロストーク、自己干渉といったエラー要因に対し、FMCWは各センサーがそれ自体の光パルスにのみ応答するように設計されているため、これらの問題に悩まされることなく少ない労力で正確なオブジェクト検出が可能になるとしている。

出典:Aurora Innovation公式ブログ
■2019年6月:FCAと提携、Aurora DriverをFCA車両に統合

オーロラは2019年6月、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との提携を発表した。Aurora DriverをFCAの車両に統合し、ロジスティクスや輸送、その他のユースケースにおいてさまざまなソリューションを提供できるようにしていく。

■2019年5月:LiDAR開発企業Blackmoreを買収

オーロラは2019年5月、FMCW LiDAR開発を手掛けるスタートアップBlackmoreの買収を進めていることを発表した。

FMCW(周波数連続変調)は周波数変調を用いる「FM」を活用したLiDARで、光の周波数を変えながらレーザー光を連続照射し、反射波と送信波の周波数の変化から物体との距離や方向、移動速度を計測することができる。

同社は、FMCW LiDARについて、AM方式に比べより遠方を認識することができ、速度の瞬時測定、スケーリングの容易さなどをメリットに挙げている。

なお、Blackmore 創業者のランディ・レイベル氏はオーロラのLiDAR部門の副社長に就任し、後にオーロラが発表する「FirstLight LiDAR」の開発に大きく貢献していくことになる。

【参考】Blackmore買収については「自動運転開発の米オーロラ、トヨタ出資のLiDAR企業Blackmoreを買収へ」も参照。

■2019年2月:資金調達Bラウンドで6億ドル超獲得

オーロラは2019年2月、セコイアキャピタルが主導する資金調達Bラウンドで5億3,000万ドル超(約580億円)を確保したと発表した。アマゾンも出資している。同年6月には韓国の現代自動車グループも投資に加わり、総額は6億ドル超(約660億円)に達している。

ヒュンダイ、起亜とは2018年にパートナーシップを結んでおり、ヒュンダイが開発を進める水素を活用した燃料電池車「NEXO」にAurora Driverを統合していく計画としている。

■2019年初頭:シミュレーション技術開発7D Labs買収

オーロラは2019年の早い時期に、シミュレーション技術開発を手掛ける7D Labsを買収している。

同社は、映像制作会社のピクサー・アニメーション・スタジオのエンジニアが立ち上げたスタートアップで、高度な画像解析技術などを有する。自動運転向けのシミュレーション技術の研究を進める際にクリス・アームソン氏と意気投合し、2019年に「一緒に仕事を」という流れになったようだ。

オーロラでは知覚シミュレーションチームに加わり、各種センサーデータにおけるオブジェクト認識・追跡といったシステム開発を進めている。

■2018年10月:ペンシルベニア州から公道実証ライセンス取得

オーロラは2018年10月、ペンシルベニア運輸省(PennDOT)から自動運転車を公道実証する許可を取得したと発表した。オペレーター同乗のもと、ピッツバーグ周辺で公道実証を進めていくとした。

ピッツバーグは、米国の中でも自動運転開発が盛んな都市の1つに数えられる。オーロラやArgo AI、Aptivなどが拠点を置くほか、カーネギーメロン大学が本部を構えていることも大きいようだ。ピッツバーグ市も自動運転の専門部署を設置し、社会実装に向けた取り組みを進めている。

■2018年2月:資金調達Aラウンドで9,000万ドル取得

オーロラは2018年2月までに資金調達Aラウンドを実施し、Index VenturesやGreylock Partnersなどの投資家から計9,000万ドル(約100億円)を獲得した。

■2018年1月:フォルクスワーゲングループと提携

オーロラは2018年1月、同社初のパートナーシップとしてフォルクスワーゲングループ(VWグループ)との提携を発表した自動運転に対する共通のビジョンのもと技術を共有し、市場投入するための補完的な専門知識を提供するとしている。

オーロラは2017年半ば以降、VWグループやシリコンバレーキャンパスの専門家と緊密に協力し、自動運転システムをVWの車両プラットフォームに統合してきた。こうした開発を継続し、自動運転ポッドやシャトル、デリバリーバン、自動運転トラックなど、さまざまな製品カテゴリへのシステム統合を目指す構えだ。

なお、VWは2019年、米フォードとのパートナーシップのもとArgo AIと提携したため、オーロラとVW間の提携は解消されたようだ。一部では、VWがオーロラ買収に動いたことに端を発するともささやかれている。

■【まとめ】まもなく本格商用化のフェーズに

株式上場後、その株価の低迷から事業の行く末が心配される面もあったが、その裏では自動運転トラック商用化に向けたパートナー企業を次々と獲得し、自動運転システムも着実に進化を遂げているようだ。

トラック関連は2023年末から2024年にかけ大きく動き出す可能性が高く、今後注目度が一気に高まりそうだ。

移動サービス関連では、トヨタ×Uberの強力布陣をバックに、どのような戦略でサービス実装していくかに注目が集まる。自動運転車に対する法整備や社会受容性は年々高まっており、今後数年のうちに導入可能なエリアは大きく拡大していくことが予想される。世界各地に張り巡らされたUberのネットワークを生かし、先行勢に一気に追いつく可能性もある。

着々とバックボーンを整えつつあるオーロラ。純粋なスタートアップ卒業組の一企業としてどのような飛躍を遂げるか、今後の展開に要注目だ。

▼Aurora Innovation公式サイト
https://aurora.tech/

(初稿公開日:2021年7月30日/最終更新日:2023年5月28日)

【参考】関連記事としては「Nuroの年表!自動運転配送ロボットを開発、トヨタが出資」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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