トヨタと提携の米AuroraがSPAC上場 自動運転スタートアップ、株主にUberやAmazon

合併時の時価総額は130億ドル



出典:Aurora Innovation公式サイト

トヨタと提携しているアメリカの自動運転開発企業Aurora Innovationが、ナスダック(NASDAQ)にSPAC上場した。

すでに上場している特定買収目的会社(SPAC)「Reinvent Technology Partners Y」との合併を経て、「AUR」のティッカーシンボルですでに取引が始まっている。このSPACは、LinkedInの共同創業者であるReid Hoffman氏らが率いる企業だ。







米メディアの報道によれば、合併時の時価総額は130億ドル(約1兆4,800億円)。

▼Autora Innovation公式サイト
https://aurora.tech/
▼Aurora Innovation, Inc. Class A Common Stock (AUR) Stock Price, Quote, News & History|Nasdaq
https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/aur

■2016年創業、トヨタやデンソーとも提携

Aurora Innovationは2016年創業。Googleで自動運転開発プロジェクトに携わっていたクリス・アームソン氏らが設立したスタートアップだ。

自動運転技術の開発に取り組む中、2018〜2019年にかけてVWグループやFCAと提携するなど頭角を現し、2020年12月にはUberの自動運転開発ユニット「Advanced Technologies Group(ATG)」を買収したことでも話題になった。

Aurora InnovationはUberに対して自動運転技術を展開していく立場となり、UberもAuroraに4億ドル(約440億円)を投資し、Aurora Innovationの取締役会にはUberのCEO(最高経営責任者)であるダラ・コスロシャヒ氏も加わっている。

その後2021年2月に、トヨタとデンソーと戦略的パートナーシップを締結したことで知られている。3社で将来的に自動運転車をグローバルに大規模展開することを目指し、まずは2021年末までに「Aurora Driver」を搭載したトヨタシエナの実証をスタートさせる計画のようだ。

出典:Aurora Innovation公式サイト
■自動運転トラックやタクシー事業も展開へ

Aurora InnovationはEC(電子商取引)世界最大手の米Amazonからも資金調達を行っており、将来的にAmazonはAurora Innovationの自動運転技術を商品の配送などに活用することも視野に入れているとみられている。

2021年3月にはボルボグループと、高速道路における自動運転を可能にする次世代トラックを開発したことも発表している。

今後については、まず2023年後半に自動運転トラック「Aurora Horizon」の商用展開を開始し、2024年には自動運転タクシー事業「Aurora Connect」の展開もスタートさせる計画のようだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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