
米国・中国の一部都市では一般的なサービスとなりつつあるロボタクシー(ロボットタクシー/自動運転タクシー)。日本をはじめとする世界でも実用化に向けた取り組みが大きく前進し始めており、ロボタクシーが世界に認められるサービスとなる日もそう遠くないだろう。
一方、実用化が進み総台数が増加するにつれて目立ち始めるのが事故やトラブルだ。黎明期に比べ明らかに完成度は高まっているが、どのような事案が発生しているのか。
ロボタクシーのトラブル・事故案件をまとめてみた。
| 編集部おすすめサービス<PR> | |
| 自動車保険 スクエアbang!(一括見積もり) 「最も安い」自動車保険を選べる!見直すなら今! | ![]() |
| 新車定額!リースナブル(車のカーリース) お好きな車が月1万円台!頭金・初期費用なし! | ![]() |
| 車業界への転職はパソナで!(転職エージェント) 転職後の平均年収837〜1,015万円!今すぐ無料登録を | ![]() |
| タクシーアプリは「DiDi」(配車アプリ) クーポン超充実!「無料」のチャンスも! | ![]() |
| 編集部おすすめサービス<PR> | |
| スクエアbang! | ![]() |
| 「最も安い」自動車保険を提案! | |
| リースナブル | ![]() |
| 新車が月々2万円から! | |
| パソナキャリア | ![]() |
| 転職後の平均年収837〜1,015万円 | |
| タクシーアプリDiDi | ![]() |
| クーポンが充実!「乗車無料」チャンス | |

■人身事故系
Waymoのロボタクシーが児童と接触(2026年1月)
サンタモニカを走行中のWaymoのロボタクシーが2026年1月、道路を横断しようとした児童と接触する事案が発生した。
児童が路上停車中の自動車の陰から急に飛び出す形で道路を横断しようとした際、Waymoは児童を検知して即座に緊急ブレーキをかけたものの間に合わず、時速10キロ未満まで減速して接触したという。児童に大きな怪我はない。
この事故との因果は異なるが、Waymoのロボタクシーはスクールバスを苦手としており、スクールバス手前での停車義務を放棄するケースが相次いでいるようだ。
【参考】関連記事「Googleの自動運転、またバスを無視!直らない「欠陥」」も参照。
ハローの自動運転タクシーが横断歩道で歩行者と接触(2025年12月)

シェアサイクルなどを手掛ける中国ハローのロボタクシーが湖南省株洲市を実証走行中、歩行者をはねる人身事故を起こした。
横断歩道を渡っていた歩行者2人がはねられたとする報道と、電動自転車で横断中転倒したところに衝突したとする報道が錯綜しており、どちらが正しいかは不明だが、2人が搬送された。重傷という。
事故原因など詳細も不明なままだ。中国ではこうした事故は隠されがちで、事故当日も車両にすぐにカバーをかけ、ブランドロゴなどを隠していたという。しかし、SNS全盛のこの時代、情報を隠すことは難しくなった。イメージを重視するなら、事故に真摯に向き合うほうが良い……ということだ。
【参考】関連記事「アリババ出資の自動運転タクシー、中国で2人はね重体」も参照。
オートバイがWaymoのロボタクシーに追突(2025年9月)
Waymoのロボタクシーがオートバイに追突され、オートバイのドライバーが死亡する事故が発生した。
アリゾナ州テンピを走行中のWaymo車が右折する際、歩行者を検知して停止したところ、後ろから走ってきたバイクが追突し、その直後に別の車両がバイクに接触して走り去ったという。オートバイのドライバーは病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。
おそらくWaymo側に過失は見当たらず、もらい事故に相当するものと解される。
【参考】関連記事「Googleロボタクシーの死亡事故、実は「過失なし」の可能性」も参照。
百度のロボタクシーが工事現場の穴に落下(2025年8月)

重慶市を走行中の百度の自動運転タクシーが工事用の溝に落ちる事故が発生した。乗客の女性は特にけがを負っていないという。
工事現場の穴は道路の路肩部分で、バリケードや警告標識が設置されていたが、何らかの理由でロボタクシーが穴に落ちた。車両は横向きの状態ですっぽりと穴にはまったようだ。乗客の女性は住民らにはしごを使って救助されたという。
【参考】Baiduの事故については「中国の自動運転タクシーは、「工事中の穴」に落ちます」も参照。
テスラが遠隔操作で事故 セーフティドライバーが軽傷(2025年7月)
遠隔オペレーターによる制御中、セーフティドライバーがけがを負う珍しい事故が発生していたようだ。オースティンで走行中のテスラのロボタクシーが動かなくなり、車内のセーフティドライバーが遠隔オペレーターに支援を要請した。
運転を引き継いだ遠隔オペレーターは、時速8マイル(約13キロ)でロボタクシーを走行させたが、縁石に乗り上げたうえ、金属フェンスに衝突したという。その際、セーフティドライバーがけがを負った。
遠隔オペレーターによる衝突事故は2026年1月にも発生しているという。
Waymoの自動運転タクシーが多重事故に巻き込まれ1人死亡(2025年1月)
自動運転車が巻き込まれた事故だ。Waymoのロボタクシーが交差点で信号待ちしているところに猛スピードでクルマが突っ込んで多重事故が発生し、一人が犠牲になった。
サンフランシスコで走行中のWaymo車が信号待ちで停車していたところ、後方から車両が突っ込み、計7台が絡む多重事故が発生した。Waymo車に乗客はおらず、車両後部が大破したという。
百度のロボットタクシーが電動バイクと衝突(2024年7月)
武漢を走行中の百度のロボタクシーが2024年7月、電動バイクと衝突する事故を起こした。百度によると、左折する際、電動バイクが赤信号を無視して対向側から直進してきたため衝突したという。バイクの運転手は軽傷を負った。
Waymoのロボタクシーが自転車と接触(2024年2月)
サンフランシスコを走行中のWaymoのロボタクシーが、自転車と接触する事故を起こした。自転車のドライバーはそのまま立ち去ったようだ。
Waymo車が乗客を乗せて走行中、交差点で左折する際、対向側からトラックが来たためWaymo車は一旦停止し、トラックをやり過ごした。トラック通過後に左折を開始したところ、死角にいた自転車に気付くのが遅れて接触した。
事故は軽微だったようで、自転車はそのまま立ち去ったためWaymoが自主的に通報したという。
Cruiseのロボタクシーが女性を引きずる事案発生(2023年10月)

GM系Cruiseのロボタクシーが2023年10月、別の車両にひき逃げされた女性と接触し、その後引きずる事故が発生した。
Cruise車がサンフランシスコ市内を走行中、隣車線のクルマが女性をはねた。女性はCruise車の前に落下し、ブレーキが間に合わず接触したという。その後、Cruise車は安全確保のため路肩に車両を移動させようとしたが、その際に女性を引きずってしまった。
この事故をきっかけにCruiseはカリフォルニア州における商用運行許可と自動運転走行ライセンスを停止された。復活を期したものの、最終的に親会社のGMが事業停止を決定し、Cruiseのロボタクシーは幕を閉じることとなった。
【参考】関連記事としては「GMの自動運転車、ひき逃げされた女性を下敷きに 無人走行中に避けきれず」も参照。
■物損事故系
Waymoの自動運転タクシー同士が接触(2025年7月)

Waymoのロボタクシー2台が、フェニックス・スカイハーバー国際空港で接触する事案が発生した。
Waymo車の右前ドア付近にもう1台が斜め後方から突っ込んだような形で接触したようだ。自動運転車同士の珍しい事故と言える。
【参考】関連記事としては「Googleのロボタクシー、「AI搭載同士」なのに衝突事故」も参照。
Waymoのロボタクシーと自動配送ロボットが衝突(2024年7月)
Waymoのロボタクシーと自動配送ロボットが衝突する珍しい事故も発生している。2024年7月、ロサンゼルスで走行中のWaymo車が交差点に差し掛かったところ、Serve Roboticsの自動配送ロボットと接触したという。
Serve Roboticsのロボットは、交差点を横断した後、歩道に乗り入れるため軌道修正をおこなっていたところにWaymo車が右折してきて接触した。双方とも特に損傷はなく、約1分間システムロックした後にそれぞれ走行を再開したとされている。
Waymoのロボタクシーが電柱に衝突(2024年5月)
Waymoのロボタクシーがフェニックスを走行中、木製の電柱に衝突する事故が発生した。車内に乗客はおらず、乗客を乗せるためクルマを停車させていたところ、低速で電柱に衝突したという。
Waymoはその後、ポール状のものの認知に欠陥があるとして全車両672台を対象に自主リコールし、ソフトウェアアップデートとマッピングの強化を図った。
■トラブル系
Waymoのロボタクシーフリートが停電で交差点で立ち往生(2025年12月)
サンフランシスコで大規模停電が発生し、主要幹線の信号機も停止した。この影響を受け、Waymoのロボタクシーが一時交差点で立ち往生したという。
交差点では警察官が手信号を行っていたが、Waymo車は安全性を担保するため遠隔オペレーターに「アドバイス」を求めたようだ。このアドバイスを加味して挙動を決定するわけだが、大規模停電ゆえあちこちのWaymoのフリートが同じ状態に陥っており、各車が一斉にアドバイスを求めたためオペレーターの対応が間に合わず、Waymo車は身動きがとれなかったようだ。
停電時でもシステムは稼働していたものの、フリートが大きくなればなるほど不測の事態に陥ることもある。こうした事態も想定した対策が必要となりそうだ。
百度のロボタクシーフリート100台超が一斉フリーズ(2026年4月)
武漢で走行中の百度のロボタクシーが、システム障害により一斉に停止する事態が発生した。その台数は100台超に及び、都市の道路交通を一時マヒさせたという。
集中制御システムに何らかの障害が発生したものと思われ、稼働中だったロボタクシーが突如車道上で動かなくなった。車内では「システム異常により走行継続できない」旨アナウンスが流れ、ドアの開閉ができず乗客が車内に閉じ込められるケースも発生したそうだ。
類似した事例は過去、Cruiseなども起こしている。数十台、数百台というフリート単位で不動となった場合の対応策は、今後しばらく大きな課題として残りそうだ。
【参考】関連記事「中国で自動運転タクシー100台が公道で一斉停止、大パニックに」も参照。
Pony.aiのロボットタクシー炎上(2025年5月)

北京で試験走行中のPony.aiのロボタクシーが炎上する事案が発生した。システムに異常が検知され、自動的に緊急停止措置が取られ、警告を発した2分後にはオペレーターが現場に到着したが、対応作業中に車両が発火したという。
自動運転車というより、BEV特有の原因がありそうだが、ロボタクシーの多くがBEVであることも事実だ。もし乗客がいる際に同様のトラブルが発生したらどうなるか。安全のため安易に乗客が降車できないよう設計されていることが多いが、有事の際に脱出できない……といったことのないよう、対策が必要だ。
【参考】関連記事「トヨタ出資の中国Pony.ai、製造した自動運転車両が炎上」も参照。
Waymoのロボタクシーがカージャックの標的に(2025年1月)
システム的なトラブルではないが、無人車両ゆえのトラブルとして、車両そのものが狙われることもある。乗客が下車した直後に乗り込もうとする案件は複数発生しているようだ。
2025年1月には、ロサンゼルスでWaymo車が標的となった。Waymo車に乗り込んだ男は運転席に座り、手動運転を試みたそうだが叶わず、警察に引きずり降ろされたという。
治安の悪いエリアでは、こうした被害にあいやすい。ロボタクシーを攻撃してくる輩や、前に立ちふさがって進路を妨害する輩などもいる。
【参考】関連記事「Googleの自動運転車、「ハイジャック男」が手動運転に失敗 ロス市警がひきずり下ろす」も参照。
Waymoの自動運転タクシーが空港駐車場を旋回し続けるトラブルが発生(2024年12月)
ロサンゼルスの空港駐車場に乗客を輸送したWaymoのロボタクシー。乗客は下車しようとしたが、Waymo車は停車せずなぜか駐車場近辺をぐるぐると周り続ける事案が発生した。
ロサンゼルスの空港はロボタクシーの発着が基本的に不可となっているそうで、おそらく無理な場所を目的地に指定されたWaymo車が悪戦苦闘し続けたのではないかと思われる。
乗客は車内からカスタマーサービスとやり取りしたが、しばらく解決せず、飛行機に乗り遅れそうになったという。
【参考】関連記事「Googleの自動運転タクシーに不具合!駐車場を周り続け、乗客「ドッキリかと」」も参照。
Waymoのロボタクシーが夜通しクラクション合戦(2024年8月)
ロボタクシーの待機場所となる駐車場で、Waymoの車両が延々クラクションを鳴らし合うトラブルがサンフランシスコで発生した。
夜間、駐車場に戻ってきたWaymo車が駐車スペースに停めようとする際、周囲のWaymo車とけん制し合うような形でクラクションを鳴らし合ったという。危険回避のためにクラクションを鳴らす仕様と思われる。
10台ほどのWaymo車が夜通しクラクションを鳴らし合う……こういったトラブルもあるようだ。
【参考】関連記事「Googleの自動運転車、深夜に「集団クラクション」エラー!住民が不眠症に」も参照。
■【まとめ】ロボタクシーは絶対的な経験値がまだ不足?
人身事故系の多くは、ロボタクシー(ロボットタクシー/自動運転タクシー)側に重過失がない状況のようだが、今後過失が最も重い第1当事者となるケースもいろいろ出てくる可能性があり、慢心はできない。トラブル事例は、運用を重ねる上で想定外と言うべきものがいろいろと出てきているようだ。
目覚ましい技術の進展で安全走行を実現する自動運転タクシーだが、実用化されてまだ10年にも満たない。絶対的な経験値がまだまだ不足しているのだ。
今後、グローバル化によってロボタクシーはさらに経験値を増していく。本当の進化はこれから起こるのかもしれない。
【参考】関連記事としては「自動運転車の事故、日本・海外の事例・事案まとめ」も参照。













