現代自動車のEV、米で2023年から自動運転タクシーとして運行へ

Lyftのライドシェアアプリ通じて配車可能に



出典:現代自動車・アイオニック紹介ページ

韓国の自動車メーカー大手の現代自動車(ヒュンダイ)が、同社のEV(電気自動車)「アイオニック5」を、2023年からアメリカでロボタクシー(自動運転タクシー)として運行開始させる計画のようだ。

報道によると、米ライドシェア準大手Lyft(リフト)のアプリを通じ、アメリカの主要都市で一般の人がロボタクシーを利用できようにする。運行を計画している都市のリストも今後公開される予定のようだ。







現代自動車は、米自動車部品大手Aptiv(アプティブ)とともに合弁会社Motional(モーショナル)を設立しており、アイオニック5はこのMotionalのロボタクシーとしてアメリカで将来デビューする計画だ。

報道によれば、アイオニック5の車体にはレーダーセンサーやカメラが取り付けられ、車の全方位を検知し、前方方向では300メートル先まで見通すことが可能だという。また現代自動車の鄭義宣会長は、米ネバダ州で初のレベル4認証を受けたことも明らかにしている。

■「運転席無人」、カリフォルニア州で公道実証の認可続々

自動運転レベル4は、一定の条件下で「運転席無人」での自動運転が可能な段階を指す。ネバダ州でほかにレベル4の認証を受けた企業があるかは不明だが、カリフォルニア州では運転席無人の公道走行許可が以下の企業に出されている。

  • アリババが出資するAutoX(中国)
  • インターネット検索大手の百度(中国)
  • GM傘下で自動運転技術開発を手がけるCruise(米国)
  • 宅配サービスのための自動運転ビークル開発に特化したNuro(米国)
  • 自動運転タクシーの商用サービスを世界で初めて展開したGoogle系のWaymo(米国)
  • 米アマゾン傘下のZoox(米国)

ちなみに米アリゾナ州で商用サービスとして展開されているWaymoの自動運転タクシーは、運転席に人が乗らないスタイルで一部運行されており、これは自動運転レベル4に相当する。

このような形で現代自動車のアイオニック5もネバダ州などで自動運転タクシーとして運行されるようになると思われ、いずれはWaymoなどを脅かす存在となるのか、注目したいところだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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