米カリフォルニア州に拠点を置く調査会社「グランドビューリサーチ」は2018年8月9日までに、トラックも含める世界の自動運転車の市場規模が2030年までに420万台までに達するとの予測を発表した。有望市場になるのは米国、中国、日本の3カ国と予想した。
発表では、自動運転市場でキープレイヤーとなる企業についての予測も明らかにされた。日本からはトヨタとホンダ、日産の3社が取り上げている。
アメリカ勢としては電気自動車(EV)大手テスラやGM、フォードに期待が掛かっているとしており、欧州勢としてはBMWやダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)などがラインナップされた。米ライドシェア大手のウーバーや自動運転開発を進めているグーグル系ウェイモも取り上げられている。
100年に一度の大きな変革の時を迎えていると言われている自動車産業。自動車メーカーのトップ企業からIT企業まで、各社が次世代技術とされる自動運転技術への開発投資を加速させている。市場の広がりだけではなく、どの企業が存在感を高めていくのかにも注目していきたい。
【参考】自動運転車の市場規模増加に伴い、自動運転の「目」とも呼ばれるLiDARの市場規模も拡大していく。詳しくは「急拡大!2030年のLiDAR市場、現在の200倍に 5000億円規模、自動運転車普及で|自動運転ラボ 」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 3, 2018