世界で実用化の夜明け前を迎えている自動運転業界。日本で注目を集める自動運転ベンチャーZMPは、自動運転実験車から自律走行する台車まで、ロボティクス技術と自動運転技術を組み合わせたプロダクトを世に送り出してきた。
2018年7月18〜20日にかけて東京都内で開催された第10回目となるZMPフォーラムでは、自動運転タクシーの実証実験に関する注目の発表が行われたほか、自動運転RoboCarの新モデルもお披露目され、宅配ロボットの体験会なども注目を集めた。
自動運転ラボはZMPフォーラムを取材し、谷口恒社長の自動運転構想やZMPのプロダクトの技術の最前線に迫った。(自動運転ラボ編集部)
記事の目次
【ZMP特集】(1)「機は熟した」自動運転実用化へ
「デモは卒業、商業化へ」。自動運転ベンチャーZMPの代表取締役社長、谷口恒氏は企業や報道陣など招いて2018年7月に開いた「ZMPフォーラム」の壇上、拳を強く握りしめながら何度もこの言葉を繰り返した。連載初回では谷口社長のスピーチを基に、ZMPの事業戦略とビジョンに迫る。
【ZMP特集】(2)「交通楽者」へ 期待の自動運転タクシー
連載第2回目では、ZMPの谷口恒社長が自動運転タクシーの構想を得たきっかけや日の丸交通と実施する実証実験の概要を説明を紹介する。知られざるそのエピソードとは!?
【ZMP特集】(3)新たなる仲間、RoboCarにSUV
ZMPは2009年に発表した自動運転車両「RoboCar」シリーズに、新たなラインナップとしてSUV(多目的スポーツ車)タイプの車両を導入したと発表した。連載3回目では、RoboCarの開発史や新SUVモデルの全貌を紐解く。
【ZMP特集】(4)話す宅配ロボ CarriRo DeliveryとTiCA
連載4回目では宅配ロボット「CarriRo Delivery」に焦点を当てる。東京都港区の商業施設「品川インターシティ」での実証実験の様子のほか、電通国際情報サービスのオープンイノベーションラボが開発する遠隔コミュニケーションデバイス「TiCA」にも注目だ。
【ZMP特集】(5)技術こそ強み RoboTestの全貌
自動運転の実証実験は、実施するだけでは意味を成さない。検証があって初めて実証実験を実施したことによる価値が生まれる。華々しく実施される実証実験には「裏方役」がいてこそ、自動運転技術は進化していく。連載5回目では、ZMPのサービスの一つである「RoboTest(ロボテスト)」について紹介する。
【ZMP特集】(6)常識外の台車 自律走行を実現
ZMPフォーラムでは自動運転技術を応用した台車型の支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」の体験会も実施された。連載最終回では自動運転ラボの記者の体験会潜入記です。
(※編注:RoboCar、RoboTest、CarriRoはZMPの登録商標です)