自動運転、時速200kmでの「衝撃テスト」の人材募集

ダミー人形を使った実験を実施



出典:Mark Rober氏のYouTuber動画(※写真は求人募集とは直接関係はありません)

自動運転車の衝突テストなどを行う人材が募集されている。自動運転機能を搭載した車の走行実験を行ったり、ダミー人形を乗せて時速200キロでの衝突実験をしたりするという。

自動運転技術の実用化が進むにつれて、このように販売前の製品の最終テストなどの仕事も増えていきそうだ。未経験でも可の求人も多い。


【参考】関連記事としては「「自動運転」関連求人数、過去最高!前月比1.8%増の5,636件」も参照。

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■自動運転の衝突テストを行う求人

この求人は、人材派遣・人材紹介を手掛けるUnlimited Glowthが行っているものだ。業務内容は販売前の自動運転車の最終チェックで、具体的には一般道やテストコースでの試走のほか、居眠り防止機能のブレーキテスト、駐車場での駐車テストなどを担う。また時速200キロで壁に衝突した際の車の耐久テストや、ダミー人形を用いて時速200キロで壁に衝突した際の運転手への衝撃テストも実施するという。

▼自動運転車の衝突・走行テストドライバー・経験不問・未経験可
https://unlimitedglowth.site.toroo.jp/recruits/15806282

「自動車は『自動運転』だけでなく、AIやIT技術を活用してさらに乗り物としての進化を続けています。製造技術を身に着ければ手に職がつけられるだけでなく、将来的には自動車の設計・開発を任してもらえることも!」との記載もある。


雇用形態は正社員、学歴や職歴、経験不問で、育成前提の採用となる。勤務地は広島県福山市、完全週休2日制で月給は25〜38万円となっている。想定年収は2年目社員で450~500万円、5年目で500~750万円だ。

なお同様の人材募集がUnlimited Glowthや他の人材紹介会社からも行われている。勤務地は北海道札幌市、東京都渋谷区、神奈川県横浜市、千葉県八千代市、熊本県宇城市、大分県宇佐市などとなっている。

■日本でも進む自動運転車の実用化

出典:日産プレスリリース

米国や中国などでは商用運行されている自動運転タクシー(ロボタクシー)だが、日本でも各社が実用化に向け実証実験などを重ねている。

自動運転開発を手掛けるティアフォーは2025年3月、開発した自動運転タクシーの新型プロトタイプを公開した。同社は車両の仕様やソフトウェア構成を含む自動運転システムの設計を公開し、業界の開発を促進していく方針だ。


日産は横浜市内を拠点に自動運転サービス「EasyRide」の実証に取り組んでおり、一定エリア内に複数の乗降地点を設け、地点間を自由に移動可能なサービスの構築を進めている。2027年度をめどに、地方を含む3~4市町村で数十台規模のサービス開始を目指す。

世界で初めて自動運転タクシーを商用化した米Google系の自動運転開発企業Waymoは、日本交通、GOとパートナーシップを交わし、2025年4月から自動運転システム「Waymo Driver」の実証実験を東京都内でスタートした。実証の最初の段階では自動運転走行はせず、日本交通の乗務員がWaymoの車両を運転し、実用化に向けた課題抽出や、その解決に取り組んでいく計画のようだ。

■テストドライバーは今後も需要増か

本格化する自動運転時代を前に、今後もテストドライバーなどの求人が増えていくことが予想される。将来性のある自動運転分野に携わり、最新技術を間近に目にしたい人は、関連求人を探してみてはいかがだろうか。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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