AutoXの自動運転タクシー、深圳で「安全要員なし」で!交通当局が許可

ダウンタウンエリアを中心に25台規模で運行



出典:AutoXプレス向け資料

「アジアのシリコンバレー」と呼ばれる中国・深圳において2020年12月4日までに、セーフティドライバーすら乗せない「自動運転タクシー」が公道デビューした。

このセーフティドライバーなしの自動運転タクシーを運行するのは、アリババなどが出資するスタートアップ企業のAutoX。中国の交通当局から許可を得て運行を開始した形だ。







当面はトライアルとして深センなどのダウンタウンエリアを中心に25台規模で運行するようだ。トライアル期間中は一般客を乗せることはせず、まずは招待客などを対象とするらしい。

いずれにせよ今回スタートした取り組みにより、深圳はセーフティドライバーすら乗らない自動運転タクシーが自由に街中を走行する街となった。

■AutoXが「中国初の自動運転タクシー企業」に!?

中国国内ではこれまでも公道で自動運転シャトルなどが運行されている例があるが、いずれもセーフティドライバーの同乗が求められていた。

このセーフティドライバーなしでの運行をAutoXがスタートしたことで、中国メディアなどは「AutoXは中国初の自動運転タクシー企業となった」などと報じている。

ちなみに今回の取り組み開始に合わせ、AutoXはYouTubeの公式チャンネルで街中を走行するYouTube動画を公表している。動画は以下の通りだ。

自動運転タクシー車両はフィアット・クライスラーのミニバンで、従来の車と同様に運転席やハンドル・ペダル類はあるが、運転席には誰も座っていない。ただハンドルはクルクルと勝手に回りながら、街中を安全に走行できている。

横断歩道を歩行者が渡ろうとすればきちんと停止線の手前で停止し、路肩に停めている工事車両などの存在もセンサーで察知して避けて走行している。動画の中では荷物を届けるデリバリー車両として活躍するシーンもある。

■Waymoの背中を追うAutoX

AutoXは2016年に米シリコンバレーで設立されたスタートアップで、アメリカと中国を股に掛けて事業を展開している。自動運転タクシーで現在最も存在感が強いのはWaymo(ウェイモ)だが、AutoXも追い上げてきた印象だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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