米国では、Google系の自動運転開発企業Waymoによるドライバーレスの自動運転タクシー(ロボタクシー)が各地を走行している風景も見慣れたものになりつつある。Waymoは独自のアプリでロボサービスを展開しているが、エリアによっては配車大手Uberとタッグを組み、Uberアプリから車両を手配するという方式をとっている。
そしてドイツの自動車メーカー大手フォルクスワーゲン(VW)もUberと提携し、米国でロボタクシーサービスをスタートすることが、このほど発表された。
Uberは中国企業WeRide(文遠知行)とも提携し、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでロボタクシーの配車サービスに参入することを発表済みだ。Uberが自動運転タクシーの配車プラットフォームとして、「事実上の独占状態」となる流れができつつあると言えそうだ。
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■独VWと米Uberがタッグ
ドイツの自動車メーカー大手フォルクスワーゲン(VW)の米国における事業会社であるフォルクスワーゲン・オブ・アメリカとUberは、今後10年にわたり米国の各都市で自動運転EV「ID. Buzz」を使った商業用ロボタクシーサービスを開始する計画を発表した。
両者によるロボタクシーサービスは、2026年末までにカリフォルニア州ロサンゼルスでスタートする予定だ。サービス開始当初は人間のセーフティオペレーターが車両を監視するが、2027年には完全な無人運転へと移行するという。
VWの自動運転子会社である「Volkswagen ADMT」は、カリフォルニア州車両管理局(DMV)からテスト許可を取得でき次第、2025年後半にロサンゼルスでテスト走行を開始する。なお商業用ロボタクシー運行に必要な許可については、カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)の認可を受けることになる。
【参考】関連記事としては「自動運転銘柄、超ド本命が「Uber」な理由 「ほぼノーリスク」で躍進か」も参照。
■VWのCEO「両者の強みを発揮できる」

VWの自動運転部門のCEO(最高経営責任者)であるChristian Senger氏は「VWは単なる自動車メーカーではない。私たちはモビリティの未来を形作っており、Uberとの協業はそのビジョンを加速させるものになる」と意欲を見せている。またUberとのパートナーシップの利点は「大量生産の専門技術と最先端テクノロジー、そして都市型モビリティのニーズに対する深い理解という、両方の強みを融合できる能力」であると強調している。
米メディアによると、2023年7月に公式に始動したVolkswagen ADMTは、米インテル傘下のイスラエル企業Mobileye(モービルアイ)の自動運転技術を搭載したID. Buzz車両10台をテキサス州オースティンでテストしているという。
この時点ではVWはロボタクシーサービスを展開するのではなく、自動運転車の販売や車両管理ソフトウェア開発に重点を置き事業を進めていた。しかしUberとの提携により自動運転戦略を方向転換させ、ロボタクシーサービスを行うことに決めたようだ。
■Uberは自動運転で14社以上と提携
現在、米国で唯一商用ロボタクシーサービスを実用化しているWaymoは、Uberの配車アプリを通して、オースティンでサービスを提供している。また2025年夏にはジョージア州アトランタでも、正式にサービスをスタートする予定になっている。Uberは今回のVWとの提携により、自動運転事業で14社以上と契約を結ぶことになった。
EV(電気自動車)大手テスラやAmazon傘下の自動運転開発企業Zoox(ズークス)もロボタクシー事業への参入を表明しており、今後は各社による技術開発と顧客獲得の競争になっていきそうだ。この2社は自社でサービスを展開予定のようだが、今後Uberにアプローチする可能性もありそうだ。
世界中でロボタクシーの実用化が急速に進む現在、Uberはプラットフォーマーとして一人勝ちの状況にあると言えるだろう。
【参考】関連記事としては「Uberでの配車、20%が自動運転車に 米オースティン」も参照。