
Google系の自動運転開発企業Waymo(ウェイモ)による自動運転タクシーは、すでに米国各地で商用運行されている。ただ、数ドル分程度の花火を路上で行うだけで、そのロボタクシーを立ち往生させることができるようだ。
最新技術を搭載し、世界の自動運転開発を率いる存在のWaymoでも、まだイレギュラーな事態には対応できないこともあるということが浮き彫りになった。
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■Googleのロボタクシーが花火でギブアップ?
カリフォルニア州サンフランシスコで2025年7月4日、Waymoのロボタクシーが立ち往生している様子を米メディアがインスタグラムに投稿している。
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道路上では小規模な打ち上げ花火が行われており、その後ろでWaymo車は立ち往生していることが分かる。車両はバックしようとしたが後方でも花火が点火されたため、どうすることもできなかったという。
Waymoの自動運転車には、「自動運転の目」と呼ばれるLiDARが5つのほか、6つのレーダー、13台のカメラ、複数の外部音声受信装置が搭載されている。それらが収集したデータを車載のCPU、GPU、AI(人工知能)技術で処理して目的地まで走行するという仕組みになっている。
今回の突発的な花火では、花火による強烈な光の波を「障害物」や「脅威」として認識し、動作が停止してしまったようだ。このトラブルを報じた米メディアはWaymoの自動運転車のことを「高度なセンサーによる情報の解釈ミスや想定外の異常があると、Alphabet傘下のこのロボタクシーはまるで20万ドルの文鎮のように動かなくなってしまう」と表現している。
Waymoは自動運転車両を一般向けに販売していないが、もし同社の自動運転システムを一般車両に搭載する場合、約20万ドル(約2,900万円)かかると言われている。それを「20万ドルの文鎮」と揶揄しているようだ。
■ニューヨークにも進出予定
予測していないような状況で立ち往生する事例がたびたび報告されているWaymo。しかし2018年にアリゾナ州フェニックスで世界で初めてロボタクシーを商用化し、現在はカリフォルニア州サンフランシスコとロサンゼルス、オースティンでもサービスを展開している同社は、世界で最も自動運転の実用化が進んでいる企業だと言える。
2025年6月には、7月にニューヨークでもサービスを開始することを発表した。ニューヨークは、ドライバーレスでの自動運転走行が認められていないことに加え、複雑な交通事情もあり、参入するのが全米で最もハードルが高い都市と言われている。
Waymoは現在、ニューヨーク市内で車内に専門スタッフを乗せた上で自動運転を行うための許可をニューヨーク市運輸局に申請中のようだ。ニューヨークでの実用化を果たすと、さらなる快挙達成となる。
【参考】関連記事としては「Googleのロボタクシー、ニューヨークへ!全米一の「規制都市」に挑戦」も参照。
■トラブルは起こすものの支持者多数
Waymoのロボタクシーサービスは2024年6月、フェニックスで走行中に対向車線を逸脱し、赤信号も無視したため、警察に停止を求められるというトラブルを起こしている。その際、Waymo車は「あおり運転」のように道路上で前の車両にくっついて左右に蛇行しながら走行していたようだ。
また2025年4月には、カリフォルニア州サンタモニカのファストフード店でドライブスルーの列に進入し停止したこともあった。このトラブルによりドライブスルーは通常よりも長い行列となり、最終的にこの店は営業終了になったという。この店舗はドライブスルー専用の店だったようで、Waymo車の進入により店舗全体が閉店せざるを得なくなってしまったことになる。
このようにたびたびトラブルを起こしているWaymoではあるが、同社のロボタクシーに乗りたいという声も根強く、安全面での問題が解決されるのであれば社会受容性も高まり、同社の事業規模はますます拡大していくことが期待されている。
【参考】関連記事としては「Googleの自動運転タクシー、ドライブスルー内で立ち往生」も参照。