
米国で自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスの展開を拡大し続けている米Google系の自動運転開発企業Waymo。世界の自動運転開発を率いている存在であるが、たびたび交通トラブルを起こしていることでも話題になっている。
最近のトラブルとして、ファストフード店のドライブスルーの列に紛れ込み、立ち往生してしまったことが明らかになった。Waymoのロボタクシーはこれまでも路上で停止し、交通渋滞を引き起こしたり緊急車両の妨げになったりしたことがある。
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■自動運転車がドライブスルーの列に進入
Waymoのロボタクシーは2025年4月7日の夜、米カリフォルニア州サンタモニカの人気ファストフード「チックフィレイ」でドライブスルーの列に進入し、停止してしまった。車両は一度少しバックした後、再び停止したようだ。居合わせた人が撮影した写真には、ハザードランプを点灯させたまま停車しているWaymo車の様子が見て取れる。周囲にはチックフィレイの従業員が立ち尽くしていたようだ。
このトラブルによりドライブスルーは通常よりも長い行列となった。写真の撮影者は30分ほど待ったが、最終的にこの店舗の営業終了を告げられたという。当該店舗はドライブスルー専用の店だったようだ。つまり、Waymo車の進入により店舗全体が閉店せざるを得なくなってしまったことになる。
カリフォルニア州ロサンゼルスにあるテレビ局「KTLA」がチックフィレイの本社に問い合わせたところ、広報担当者が「安全に車両を撤去するため、一時的にドライブスルーを閉鎖した」と説明した。しかし、実際は店頭でのテイクアウト営業は行われていたようだ。
Waymo Driverless Car Gets Stuck In Drive-Thru 🚗😡
📽️: Chris Kellogg/chrisjkellogg pic.twitter.com/aVXw1XvcAe
— TMZ (@TMZ) April 10, 2025
■ドライブスルー進入をWaymoも認める
今回のトラブル発生後、Waymoの担当チームが立ち往生した車両を回収した。そして同社広報担当者は「サービスの継続的な改善に取り組んでおり、今後このような事態を防ぐために適切なアップデートを行う」とコメントしている。
なお、進入時点ではロボタクシーには誰も乗っていなかったが、元々は乗客がいたのか、目的地としてチックフィレイが設定されていたのかなどは現時点では明らかになっていないようだ。
一部の米メディアは「自動運転車がついに自我を持ち、有機物を燃料として求めるようになったのかもしれない」と皮肉っている。
■これまでに起こしたトラブル
2018年に世界で初めてロボタクシーを商用化したWaymoは、現在は全米各地でドライバーレスのロボタクシーサービスを展開している。世界トップレベルの技術力が評価される一方で、たびたびトラブルを起こすことでも議論を呼んでいる。
2024年6月には、アリゾナ州フェニックスで走行中に対向車線を逸脱し、赤信号も無視したため、警察に停止を求められるというトラブルが発生した。その際、Waymo車が道路上で前の車両にくっついて左右に蛇行しながら走行し、「あおり運転」のようにも見える様子が撮影されている。
また同年8月に、Waymo車が駐車場で互いにクラクションを鳴らし合うというトラブルがカリフォルニア州サンフランシスコで起こっている。合計の車両数は数十台にもおよんだという。その全てが一斉にクラクションを鳴らしているわけではないが、10台ほどが同時にクラクションを鳴らし合っているため、かなりの騒音となった。夜通し続く騒音で近くに住む人たちは睡眠不足に陥り、中には不眠症になったと訴えている人もいたようだ。
【参考】関連記事としては「Googleの自動運転車、深夜に「集団クラクション」エラー!住民が不眠症に」も参照。
■早めの対策が求められる
今回Waymoのロボタクシーがドライブスルーになぜ進入したのかは不明だが、自動運転車は運転手不在のため、すぐにトラブルを解決できない。それは、乗客がいる場合でも同様だ。
危険運転や急停止といった自動運転車で想定されるようなトラブルだけではなく、騒音やドライブスルーなど本来通る道ではない場所に進入といった不測の事態も起こっている。こういったトラブルが起こるのは、ロボタクシーの先駆者であるWaymoならではと言えるかもしれない。
しかし、乗客の安心・安全はもちろん、地域住民の理解を得るためには早めに対策を行う必要がある。
【参考】関連記事としては「Google/Waymoの自動運転戦略まとめ ロボタクシーの展開状況は?」も参照。