Uberでの配車、20%が自動運転車に 米オースティン

2025年3月のデータを分析



民間調査会社YipitDataが発表した2025年3月版の最新リポートによれば、テキサス州オースティンで大手配車サービスUber Technologiesが受注した配車乗車件数のうち、Waymoの自動運転車の稼働が全体の20%に及んだことが明らかになった。

編集部おすすめサービス<PR>
車業界への転職はパソナで!(転職エージェント)
転職後の平均年収837〜1,015万円!今すぐ無料登録を
タクシーアプリなら「GO」(配車アプリ)
クーポン超充実!「実質無料」のチャンスも!
新車が月5,500円〜!ニコノリ(車のカーリース)
維持費コミコミ!頭金は0円でOK!
自動車保険 スクエアbang!(一括見積もり)
「最も安い」自動車保険を選べる!見直すなら今!
編集部おすすめサービス<PR>
パソナキャリア
転職後の平均年収837〜1,015万円
タクシーアプリ GO
クーポンが充実!「乗車無料」のチャンス
ニコノリ
新車が月5,500円〜!頭金0円でOK!
スクエアbang!
「最も安い」自動車保険を提案!

■ユーザーが自動運転車をあえて選択?

自動運転車の配車サービスが始まっている一部地域では、利用客はUberのアプリ上で、Waymoの自動運転車を配車するか、従来の人のドライバーの自動車を配車するか、選択することが可能だ。


この調査の結果だけを見ると、オースティンの乗客は、自動運転車をより積極的に試したいと意欲をみせていると言える。

いずれにしても、このように人の移動に利用される車両が「手動運転車」から「自動運転車」へと徐々に変わっていくことは、今後、世界中のさまざまな地域で起きると予想される。その現象がいち早く起きているのが、テキサス州オースティンというわけだ。

出典:Waymo公式サイト

■「どのアプリで配車したか」という視点

ちなみにオースティンでは3月に市内で行われたサウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)という大規模イベントの影響で、オースティン以外に住む人がUberのアプリを介してWaymoを配車したものとみられる。

オースティンではWaymoが「Waymo One」という配車アプリを展開しているが、Waymoが展開していないエリアの人はWaymo Oneをスマホにインストールしていないため、普段使いなれているUberを通じての配車がほとんどだったと分析されている。


■テスラの出方は?

テキサス州オースティンといえば、米電気自動車(EV)大手テスラの地元でもある。CEOのイーロン・マスク氏は自動運転による配車サービスをオースティンで今年6月に開始することを公言している。

マスク氏は、同社の自動運転サービスがどのようなものになるかについて、まだほとんど語ってはいないため詳細は不明だが、少なくとも新しいアプリを介してサービスを開始するようだ。その際、Waymoと同じようにUberのアプリを通じて自動運転タクシーを利用できるようにするのか、気になるところだ。

いずれにしても、自動運転に関する規制が割とゆるめなオースティンでは、ほかのエリアに比べてより早いスピードで自動運転移動サービスが普及していく可能性が高い。

そして今後、テスラもサービスの提供者に加わることで、競争が起きることによりサービスの質の向上や料金の競争が起きることは、利用者にとって望ましいと言えそうだ。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事