日産自動車とルノーは2019年6月21日までに、自動運転開発を手掛けるグーグル系ウェイモ(Waymo)と、無人モビリティサービスに関する独占契約を締結したことを発表した。
日本とフランスにおいて無人運転の乗客・配送向けサービスの提供を実現するため、3社でまず市場分析や共同調査を進めて可能性を探る。その後、「中国を除く他の市場への検討に移ります」(プレスリリース)としている。
日産自動車の西川廣人社長は、同社がドライバーレス・モビリティサービス事業への早期参画を目指していることに触れた上で、「ウェイモとともに、お客さまへの新たな価値や選択肢を提案できるよう、取り組んでいきたいと思います」としている。
ウェイモのジョン・クラフチックCEO(最高経営責任者)は「グローバルに事業展開しているアライアンスと『Waymo Driver』によって、今後、フランス、日本、その他の国で、人とモノの運搬を安全に行うための革新的なモビリティ・ソリューションの提供が可能となることを期待しています」としている。
ウェイモは2018年12月にアメリカ国内で自動運転タクシーの商用サービスを開始したことで知られる。アメリカ国内での公道での自動運転走行の実績については1000万マイル以上とされている。
【参考】関連記事としては「見えないものを可視化…日産新技術「I2V」の功労者の金言 CES 2019でアピール」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) January 9, 2019