東京都、自動運転AI搭載の「お掃除ロボ」導入発表 新型コロナ、軽症者受け入れ施設で

ソフトバンクロボティクスが開発





東京都は2020年5月7日までに、新型コロナウイルス感染症の陽性患者のうち軽症者などを受け入れる宿泊療養施設において、最先端ロボットなどを試行的に導入すると発表した。導入されるロボットには、自律走行(自動運転)が可能なAI清掃ロボット「Whiz」も含まれている。

■Whizはどんなロボット?

Whizはソフトバンクロボティクスが開発したAI搭載の掃除ロボットで、カーペットなどの床を無人で清掃してくれる機能を有している。すでに商業施設やオフィス、ホテルなどで導入実績がある。







清掃エリアの地図データを作成し、最初に清掃ルートを記憶させると、その後はスタートボタンを押せば自律走行で清掃してくれる優れもので、センサーが感知して人や障害物の回避も可能だ。1回の充電でテニスコート2面分を1時間で清掃できる。

■軽症者受け入れ施設でWhizはどう活躍?

ソフトバンクロボティクスは4月15日にWhizの無償提供を発表しており、コロナ下で清掃業界や清掃員へ負荷が大きくなっている中、感染リスクに対する不安や恐怖を軽減することが期待されている。

報道発表によれば、Whizは陽性患者が弁当などを受け取りに集まるホテルのロビーを自律走行で清掃し、患者のいるフロアでも活躍しているようだ。

出典:東京都プレスリリース
■自動運転・自律走行機能の搭載ロボへの注目高まる

Whizだけではなく、自動運転・自律走行機能を搭載した車両やロボットがコロナ下で注目を集め始めている。

例えば国内では、自動運転ベンチャーのZMPが展開する自律走行警備ロボ「PATORO(パトロ)」に注目が集まる。パトロには消毒液散布機能が追加できるようになり、人が触る機会が多い手すりやエレベーターのボタンなどを消毒して巡ることができる。

中国では自動運転車が街中の道路を消毒してまわっている事例もあるほか、医薬品や物資を配達するロボットは既に中国のほかアメリカでも導入事例がある。

■【まとめ】導入の動き、全国に広がる?

日本でもソフトバンクロボティクスやZMPがコロナ下に活躍するロボットの提供に乗り出す中、東京都の今回の導入が呼び水となり、ほかの自治体でもこうしたソリューションの導入が広がる可能性がありそうだ。

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記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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