自動運転機能をサブスクで!マスク氏「びっくり発言」再び テスラCEO

決算説明会で発言「2020年後半に」



テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)=出典:Flickr / Steve Jurvetson (CC BY 2.0)

米EV(電気自動車)大手のテスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が、2020年後半に「完全自動運転対応機能」(FSD)をサブスクリプションで展開することについて発表したようだ。

現地時間の2020年4月29日に行われた同社の決算説明会で、マスク氏からそのような発言があったという。ただこうした「びっくり発言」は過去にもあり、中には実現していないものも多い。







■FSDは高額、手軽にお試しできるのは嬉しいが

同社は提供する全ての車両にオートパイロット機能を搭載している。オートパイロット機能とは、バンドル操作やブレーキなどを自動的に行う「部分的な自動運転」であり、完全自動運転ではない。

一方のFSDは購入時にオプションとしてつけることができ、アップデートによって完全自動運転が将来実現する見込みだが、いまのところはまだ完全とは言えない。

ただテスラは2019年、このオプション機能の料金を5000ドル、6000ドル、7000ドルと値上げしており、月額制サービスが実現すればこの機能を手軽に試せるようになるはずだ。

そういった意味でも今回のマスク氏の発言は多くのテスラファンに期待感を与えた。

■イーロン・マスク氏、過去にも「びっくり発言」

ただマスク氏にはこれまでに数多くの「びっくり発言」で世間を騒がせてきた過去がある。発言の中には、実現していないものも多い。

2019年には、「2019年内にフル自動運転を限定公開する」と発言しているが、2020年に入った現在も完全自動運転は実現できていない。また技術説明会では「2020年中に100万台の自動運転タクシー」を稼働する計画を発表しているが、実現の兆しはまだ見えてこない。

マスク氏が早い段階から自動運転技術に注目し、業界を盛り上げる存在になってきたのは確かだが、こうした過去の例を考慮すれば、今回に関しても実現可能性は未知数だ。

とはいえ、サブスクでのFSD提供は自動運転業界における先進的な試みであることは間違いない。マスク氏の今回のびっくり発言の行方は!?

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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