謎多きAppleの自動運転事業、2020年は「台風の目」となるのか

事業を強化したり縮小したり…





アメリカのGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)と呼ばれる大手IT企業のうち、自動運転領域における事業の動きがたびたび報じられているのは、GoogleとAmazonだ。







Googleはスピンアウト企業のWaymoを通じて自動運転タクシーの商用サービスを2018年12月にスタートさせ、2019年終盤にはセーフティドライバーなしでの取り組みについても発表された。

AmazonはEC(電子商取引)事業の拡大や利益率の向上などを目指し、自動運転技術を搭載した配達ロボット「Amazon Scout(アマゾン・スカウト)」の実証実験を実施することを公にしている。

2020年に気になるのはAppleの動向だ。同社はFacebookを除くGAFAの中でも決して自動運転プロジェクトをスタートさせたのが特段遅いわけではない。ただその進捗状況はベールに包まれている。

■Apple、自動運転領域を強化したかと思えば縮小…

アップルに関する自動運転関連の過去のニュースは下記のようなものがある。

  1. アップルがAI自動運転車「Apple Car」を2023〜2025年に市場投入か エンジニア採用や実証実験を強化(2018年8月17日付)
  2. アップルの自動運転車がもらい事故、2018年8月以来2度目(2018年10月25日付)
  3. 自動運転”Appleカー”の試験走行距離、1年で95.1倍に!米カリフォルニアで(2019年2月16日付)
  4. 米アップルが「自動運転白書」、誰でもサーバーからダウンロード可能に(2019年2月23日付)
  5. アップル、自動運転部門を大幅縮小か エンジニアら190人解雇へ(2019年3月2日付)
  6. アップルが本気に!?自動運転実証の登録運転手が数カ月で増加 カリフォルニア州(2019年8月14日付)

自動運転関連の取り組みを強化したかと思えば縮小に関する報道もあり、まだ同領域における立ち位置が明確になっていない。ただ着実に実証実験は強化している印象だ。

アップルに関していえば、Apple Watchの組立サプライヤーであるクアンタ・コンピュータが自動運転技術の開発を支援しているという報道もあり、内製を基本とするのかについても不透明だ。

■【まとめ】Appleの2020年に注目

Appleは自動運転領域では出遅れている印象だが、2020年はどうなるか。iPhoneやMacに関する記者発表で、唐突に自動運転に関する計画が明らかにされる可能性も無くはない。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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