日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要4転職サイトにおける2025年9月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。

■自動運転:前月比5.3%増の6,251件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職4サイト)は2025年9月末時点で、前月比5.3%増、前年同月比21.3%増の6,251件となり、5カ月連続で過去最高を更新した。
サイト別では、dodaが前月比5.6%増の5,813件、マイナビ転職は前月と変わらず253件、ランスタッドも前月と変わらず78件、エン転職は同7.0%増の107件だった。

■補助金の非交付で実証中止の動きも
自動運転バス・シャトルなどを含む無人移動サービスに関する自治体の実証実験は、これまで主に補助金などの国費頼りだったこともあり、最近は補助金の非交付などにより実証を中止するケースも出てきている。
その一方で、日本のタクシー配車大手GOとGoogle/Waymoのほか、日産などの自動車メーカーが自動運転タクシーの商用展開に正式に乗り出しており、スピード感を持った民間投資での実用化が進んでいくにつれ、関連求人は増えることが予想される。
■MaaS:前月比5.0%減の765件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職4サイト)は2025年9月末時点で、前月比5.0%減、前年同月比7.6%減の765件となった。
主要転職サイト別では、dodaが前月比5.2%減の713件、マイナビ転職は同2.6%増の40件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同50.0%減の2件だった。

MaaS関連の求人は、これまで公共交通機関を展開する企業によるアプリや決済手段のデジタル化などが件数を牽引してきたが、こうした動きに一服感が出ており、件数が伸び悩む状況となっている。一方でライドシェアなどの普及が進めば、さらにMaaS関連求人は増加する見通しだ。

■モビリティ業界を継続分析
自動運転ラボではモビリティ業界の求人動向の分析を続けており、求人調査を継続的に実施している。そのほか、タクシー配車アプリの展開状況やタクシー運転手の求人動向、カーリース・サブスク、自動車保険、中古車買取の業界動向の分析も行っている。
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【参考】関連記事としては「自動運転の関連求人、4カ月連続で過去最高更新!1.7%増の5,937件」も参照。