レベル4自動運転ミニバスを開発!中国系PIX Movingとは?

日本のTISと資本・業務提携を発表



出典:TISインテックグループ・プレスリリース

中国自動運転レベル4のミニバスを開発して注目を集めている企業がある。PIX Movingだ。2014年に設立のPIX Movingは自動運転EV(電気自動車)を開発しているスタートアップで、中国・貴州省に本社を構え、米国とイタリアにも拠点を置いている。

【参考】関連記事としては「自動運転レベル4、いつから解禁?」も参照。


■自動運転EV開発企業のPIX Movingとは?

PIX Movingは、レベル4の自動運転ミニバス「RoboBus」や、レベル4の自動運転技術を搭載するスケートボード型EVシャシーなどを開発している。

スケートボード型EVシャシーは、上部にレストランや小売店、フィットネスジム、ホテルなどの空間を搭載し、シェア、移動、レイアウト、連携を可能にする「移動空間」というコンセプトを打ち出している。日本を始めとした世界20カ国において、さまざまな製品を展開している。

さらにPIX Movingが開発した自動運転技術「PIX Rover汎用自動運転システム」は、自動運転レベル4を実現しており、そのOSを搭載したスケートボード型EVシャシーはMaaSやスマートシティ領域での実用化が期待されているという。

PIX Movingのパートナー企業には、日本のティアフォーや中国の百度(バイドゥ)といった技術力の高い企業も名を連ねている。


■「TIS」との資本・業務提携を発表

そんなPIX Movingに関して、システム開発大手のTISと資本・業務提携をしたことが2022年7月に発表された。

両社は社会課題となっている「低・脱炭素化」と「都市への集中・地方の衰退」、「金融包摂」、「健康問題」の解決に向けた事業を進め、資本・業務提携を通じてMaaSやスマートシティ領域などにおける新たなITサービスの創出を目指すという。

今回の提携により、日本や中国、ASEAN地域を中心に新たなサービスを展開していく予定で、すでに中国市場においては新たなプロジェクトが進んでいるという。

中国では、屋外で稼働するサービス型自動運転EVをPIX Movingが開発し、屋内のロボットやビル設備も含めた統合管理をTISの複数ロボットを統合管理するプラットフォーム「RoboticBase」で実現するというものだ。これにより、屋内と屋外にまたがる複数かつ異種の自動運転EVやロボットを活用した利便性の高いサービスの提供が可能となるという。


出典:TISインテックグループ・プレスリリース(※クリックorタップすると拡大できます)
■市場拡大は確実、両社の事業にスピード感?

自動運転領域において存在感を高めているPIX Moving。そして、そんなPIX Movingとの資本・業務提携を発表したTIS。自動運転領域はまだまだ市場の拡大が期待されるだけに、両社による取り組みもスピード感を持って進んでいくことが予想されそうだ。

▼PIX Moving公式サイト
https://www.pixmoving.com/

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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