【目次】自動運転が巻き起こす小売革命

輸送コストの極小化、配送の無人化…



労働力不足や薄利化…。小売業界の配送部門では近年業者を悩ます課題が少なくない。そんな業界の救世主ともなりえる技術が「自動運転」だ。配送手段の無人化が達成できれば、労働力不足や薄利化の悩みから事業者は解放される。


「自動運転が巻き起こす小売革命」特集では、自動運転技術の導入で小売業界に具体的にどのようなパラダイムシフトが起きるのかに迫る。世界でこの革新に向けて力を注ぐ日本と世界の企業も網羅的に紹介していく。

■第1回:送料が10分の1に…大本命!「自動運転×小売」の衝撃 世界の取り組み状況まとめ

自動運転タクシーをはじめ、サービス分野における導入が本格化のきざしを見せる自動運転技術。物流分野でも、小型の宅配ロボットが海外では実用化域に達しており、法整備などを交えながらまもなく普及段階に突入するものと思われる。

この宅配における自動運転技術の導入により、労働力不足や薄利化に頭を悩ませる配送業者が救われることになるが、効果はそれだけにとどまらず、小売業界にパラダイムシフトをもたらすという見方がある。小売業の概念を根底から覆す劇的な変化とは何か。そのからくりについて解説してみよう。


■第2回:「自動運転×小売」に力を注ぐ世界と日本の企業30選 鍵はラストワンマイル

EC化の進展と配送の小口多頻度化による労働力不足やコスト増などを背景に、自動運転技術の導入が期待されるラストワンマイル。小売のEC化は今後も進展するものと思われ、各分野の企業が開発や実証に力を注いでいる。

そこでこの記事では、世界各国で小売に自動運転技術を生かそうと取り組んでいる企業30社をピックアップしてみた。


■第3回:自動運転×小売、配送モデルは「玄関まで」「前の道路まで」「近くの場所まで」の3種類

実用化が一部の地域で始まり、開発に熱が入るラストワンマイル向けの配送ロボット。自動運転技術などを搭載し、無人で荷物などを運ぶことができるシステムだ。この配送ロボットに関し、各社が開発・実証を進めているモデルを見ると、いくつかのタイプに分類できそうだ。そこでこの記事では、配送ロボットを3タイプに分類し、それぞれの技術要件などについて調べてみた。

■第4回:小売配送、自動運転技術の実用化が続々!日米中で
出典:楽天プレスリリース

モビリティの活用において、人の移動と同様重要視されるのがモノの輸送だ。タクシーやバスなど人の移動を担う自動運転モビリティの開発が盛んだが、負けず劣らず自動運転トラックや自動配送ロボットの開発なども世界各国で推し進められている。

この記事では、小売配送に着目し、サービス実証を含め実用化域に達している小売×自動運転の取り組みを紹介していく。

■【サービス紹介】ストロボ、小売・飲食業の「無人宅配」導入を支援!
出典:Nuro公式ブログ

自動運転ラボを運営する株式会社ストロボ(本社:東京都港区/代表取締役:下山哲平)は、EC・宅配領域での自動運転技術の活用を支援する「自動運転宅配導入支援・PoC・実証実験コンサルティングサービス」をスタートする。

新型コロナウイルスの感染拡大により世界的にECや宅配需要が増加する中、自動運転技術を活用した「コンタクトレス型」(非接触型)物流に対する注目度が高まっている。自動運転の車両や配送ロボットを活用すれば人手不足の問題が緩和される上、感染が拡大するリスクも抑えられるからだ。

■【インタビュー】自動運転「無人宅配」の導入支援、企業の挑戦を強力サポート

自動運転ラボを運営する株式会社ストロボ(本社:東京都港区/代表取締役:下山哲平)が、EC・宅配領域での自動運転技術の活用を支援する「自動運転宅配導入支援・PoC・実証実験コンサルティングサービス」の提供を開始することを発表した。

なぜストロボ社は小売業や飲食チェーン向けの今回の新サービスの提供を決めたのか。この記事ではストロボの下山社長にインタビューし、同社が新サービスを展開する上で強みと言える点や業界の現在の状況などについても聞いた。

(特集公開日:2019年8月28日/最終更新日:2022年7月11日)

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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