韓国の国土交通部(日本の国土交通省に相当)は2018年12月12日までに、5G(第5世代移動通信システム)を活用して走行する自動運転車両の試験のためにつくられた疑似都市「K-City」が完成したことを発表した。総工費は125億ウォン(約12億円)で総敷地面積は36万㎡。
発表によれば、K-Cityには高速道路やトンネル、直線・曲線道路、交差点、信号、駐車場、商業施設を想定した建物などがあり、大学などの研究機関や民間企業が5G技術を活用した自動運転車の走行実験ができるようにしているという。
自動運転の試験向けに整備された「住めない街」は韓国だけにあるわけではない。シンガポールやアメリカなどに既に存在している。
シンガポールでは南洋理工大学(NTU)などが、電波障害実験のためのビルや雨の再現ゾーンなども設けたテストセンターを設けているほか、アメリカではミシガン大学が市街地や郊外の道路などを再現した「M City」を設置している。
【参考】関連記事としては「“住めない街”続々…自動運転テスト向け、仮想の”人”も歩き出す?」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 26, 2018