韓国通信最大手のSKテレコムは2019年4月30日までに、仁川経済自由区域(IFEZ)当局と覚書(MoU)を結び、同区内で自動運転レベル4(高度運転自動化)以上の車両を走行させるために、次世代通信規格「5G」を使った高精度(HD)マップを作成すると発表した。
仁川経済自由区域は2003年に指定され、総面積は132平方キロメートル。発表によれば、この総面積を全てカバーする高精度マップを作成し、5Gを使うことで高精度マップのリアルタイム性を高めることで、域内でのレベル4の走行を実現させる。
SKテレコムは4月4日、その前日から5Gサービスの提供を世界に先駆けて開始したことを発表し、韓国国外からも大きく注目されていた。今回の高精度マップの作成計画は早速その5Gサービスを活用した取り組みの一つと位置付けられる。
SKテレコムは発表で「centimeter-level accuracy(センチメートル単位の正確さ)」の高精度マップを完成させることを強調している。
【参考】関連記事としては「自動運転と5Gの関係性を全解説 コネクテッドカーでも大活躍」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) April 14, 2019