米フォード傘下の自動運転開発企業「Argo AI」は2019年6月19日、自動運転向けの高精度マップを研究機関に無償提供すると発表した。
提供するのは同社の交通データプラットフォーム「Argoverse」。発表によれば、高精度マップの公開によって、自動運転技術の開発が世界で広く進展することを目的としているという。
Argo AIは米グーグルとウーバーで自動運転の開発を担当していた技術者が2016年11月に設立したスタートアップ企業で、現在はアメリカのマイアミなど5都市で自動運転車の実証実験に取り組んでいる。
同社については、米フォードが5年間で10億ドル(約1100億円)の出資を2017年2月に発表したことが知られており、現在はフォードにおいて自動運転開発の主要な役割を担っているようだ。
【参考】関連記事としては「フォードの自動運転戦略まとめ 開発状況は?実現はいつから?」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) November 26, 2018