日立AstemoのOTAユニット、ホンダの自動運転レベル3搭載車で採用

ソフトを無線アップデート、OTA技術の搭載加速



出典:日立Astemoプレスリリース

日立Astemo株式会社(本社:東京都千代田区/プレジデント&CEO:ブリス・コッホ)は2021年5月2日までに、同社が開発した自動運転用ECU(電子制御ユニット)やOTAユニットが、ホンダの新型レジェンドに採用されたことを発表した。

ホンダの新型レジェンドは2021年3月に発売され、日本で初めて「自動運転レベル3」の型式認定を受けた「トラフィック・ジャム・パイロット」を搭載していることで話題を呼んでいる。







【参考】関連記事としては「ホンダの自動運転レベル3搭載車「新型LEGEND」を徹底解剖!」も参照。

■OTAとはどんな技術?テスラは早期に実装

ホンダの新型レジェンドにOTA機能が搭載されていることはすでに発表されていたが、日立Astemoのユニットが採用されていることは未発表だった。

OTAは自動車の自動運転化やコネクテッド化を進める上で必須の技術と言え、日立AstemoのOTA製品に対する需要は今後高まりそうだ。

ではそもそもOTAはどのような技術なのか。OTAは「Over The Air」の略で、無線通信を経由しデータの送受信を可能にするシステム技術のことを指す。この技術を活用すれば、無線通信でソフトウェアのアップデートが可能になる。

OTA技術を早くから自動車に実装した企業としては、米EV(電気自動車)メーカーのテスラが挙げられる。国内に目を向けると、トヨタが2021年4月に発売した新型LSと新型MIRAIは、トヨタとして初のOTAでのソフトアップデートに対応している。

■2021年に設立された日立Astemo、周辺認識センサーも開発

日立Astemoは、日立製作所の自動車部門などが経営統合され、「先進的かつ持続可能な社会に貢献する技術を通じて、安全・快適で持続可能なモビリティライフを提供する」をテーマに2021年1月に設立された企業だ。

自動運転や先進運転支援システム(ADAS)、コネクテッドの事業セグメントにおいて、自動運転ECUやOTA関連のほか、ステレオカメラやレーダーなどの周辺認識センサーも開発している。さまざまな切り口での日立Astemoの今後の取り組みに注目していきたい。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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