自動運転の最先端を見よ!YouTube動画、必見8選 Waymoから中国ベンチャーまで

さまざまな天候に挑戦、センシング状況の可視化も



自動運転関連のニュースが毎日のように取り上げられているが、自動運転機能を搭載した車に乗ったことがない人がいまはまだほとんどだ。そのため「自動運転」と言われてもイメージが沸きにくいかもしれない。

そんなときにぜひ視聴したいのが、自動運転技術を開発する企業がYouTubeに公開している走行動画だ。今回はその中からぜひ観てみてほしいYouTube動画をピックアップして紹介する。







■急な猫の飛び出しにも安心(Waymo One)

Googleの自動運転部門であるWaymoのサービス「Waymo One」。無人タクシーのサービスを世界に先駆けていち早く開始したことで知られる。上記の動画では、路上駐車している車の影から走行中のWaymoの車両の前に猫が飛び出してくる様子を捉えている。

猫は小さく、地面に近い位置で素早く動き回る。そんな猫が道路に飛び出てきたら、人間だと気付くのが難しいことがある。動画では、車両がそのまま走行して「あわや・・・」とはならず、車両に搭載されているセンサーが猫を感知し急停車。向こうの歩道に渡った猫の元気な後ろ姿もしっかり捉えている。

■センサーの検知状況を確認しながら(モービルアイ)

米インテル傘下のイスラエル企業Mobileye(モービルアイ)の動画だ。インテルのCEOを助手席に乗せ、自動運転でミュンヘン空港へ行き、その後、首相官邸までの道中を撮影している。運転席には人が同乗しているが、手は膝の上に置いた状態だ。

動画の画面左半分にセンサーでの検知状況や経路計画などが表示されており、ぶつかりそうな可能性のある車両を色分けしている様子が映し出されている。

■右折や左折、車両変更をすいすい(ティアフォー)

オープンソースの自動運転OS(基本ソフト)「Autoware」を開発するティアフォーは、東京都新宿区内で行われたテストドライブの様子を車内外から撮影した動画をアップしている。セーフティードライバーが運転席に乗車し、右折や左折、車両変更などを行っている。

■前の座席も後部座席も無人で2時間走行(Auto X)

中国のAuto Xは、2時間の自動運転の様子を30分にまとめた動画を紹介している。車や人を検知しながらスイスイ移動していく様子は、手動の運転と特段差がないように感じる。

また、車内にはセーフティードライバーをはじめ乗車している人は全くいない状態で、その証拠として前の座席と後部座席が空席となっている様子を映している。

■駐車も自動でできます!(百度)

自動運転システム「Apollo(アポロ)」を開発する中国ネット検索最大手の百度(バイドゥ)の動画だ。駐車場に着いた運転手が車を降りてスマホを操作すると、車が自動運転で駐車できる場所を探し、駐車を無事成功させる様子を紹介している。

その後、運転手がまたスマホで車を操作すると、駐車していた車が運転手のもとまで自動運転でやってくる。動画中に車の前を人が横切るシーンもあるが、それを検知して一時停止する様子も紹介されている。

■どんな天気でも大丈夫(Pony.ai)

中国で自動運転開発を手掛けるPony.ai(小馬智行)の動画。黄砂や濃霧、降雪や豪雨と、視界が悪くなるような天候で行った走行テストの映像を公開しており、各天候がどのようにセンサーに悪影響を及ぼすか説明しつつ、スムーズな走行を見せている。

自動運転車はさまざまな状況下において安全な走行を行う必要がある。同社は中国とアメリカで試験走行を行い、多種多様なデータを集めているとされている。

■人の飛び出しを検知して一時停止(WeRide)

中国の自動運転開発スタートアップであるWeRide(文远知行)が、広州市での走行テストの様子をYouTubeで公開している。

WeRideは2020年7月に中国で初めて「完全無人」で自動運転の公道実証の許可が下りた企業だ。また2021年4月には米国カリフォルニア州での「セーフティードライバーなし」の自動運転車の公道試験許可を得ている。

動画では広州市の都市部において自動走行する様子を紹介している。停車中のバスを回避したり、車道を横切る歩行者を感知して一時停止したりする様子が紹介されている。

■モスクワの雪道もなんのその(Yandex)

こちらはロシアのIT大手Yandex(ヤンデックス)が開発している自動運転車の動画だ。雪で覆われているモスクワの道路を走行した際の様子となる。

この動画の走行テストやセンシング状況の改善については、Yandexの自動運転部門が投稿した下記の記事に詳細が記載されている。

▼10 million kilometers in challenging conditions
https://medium.com/yandex-self-driving-car/10-million-kilometers-in-challenging-conditions-d1d0045e5df0

■【まとめ】ケーススタディを積み重ねる開発各社

自動運転関連技術の開発に重要なケーススタディは、さまざまな環境で行われる必要がある。各社が公開している動画では雪や霧などさまざまな天候下で自動運転を試す様子も紹介されており、より対応力が高い自動運転技術を確立させようとしていることがわかる。

ここで紹介したYouTube動画以外にも自動運転関連動画はたくさんある。英語の動画を探すのであれば「Autonomous」「Self-driving」「LiDAR」「Robot Taxi」などと検索すると見つけやすいので、一度試してみてはいかがだろうか。

【参考】関連記事としては「空飛ぶクルマ、必ず観ておきたいYouTube動画12選」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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