トヨタ系の”自動運転系”職種、「年収1000万」に到達

気になる求人4選【2026年2月版】



出典:Flickr / DennisM2 (CC0 1.0 : Public Domain)

自動運転関連の求人は増え続けており、年収も上昇傾向にある。トヨタ自動車グループ各社も自動運転開発に注力しており、自動運転のエンジニアなどを募集中だ。トヨタ系だと自動運転系求人は最高年収は「年収1,000万」をゆうに超えている案件も多い。

自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2026年2月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。


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■トヨタ自動車:自動運転の商品/事業戦略企画、実践<国内営業>

トヨタ自動車はモビリティカンパニーへの変革に向け、新たなモビリティ価値の社会実装や事故ゼロを目指した自動運転の商品・事業戦略構築、実践にチャレンジ可能な即戦力人材を募集中だ。このポジションでは、自動運転車両を活用した新たなモビリティサービス事業を企画する。

具体的には事業企画や事業化推進、日程管理、予算管理、組織運営、アライアンスパートナーとの連携、出資事業体管理、営業活動のほか、自動運転領域の事業企画の組織マネジメントを担う。

応募の条件は、事業企画の業務経験、プロジェクト事業化の経験、組織マネジメント経験またはプロジェクトマネジメント経験などを有していることだ。勤務地は東京と名古屋となっているが、国内外への出張が多いようだ。在宅勤務も可能。想定年収は、メンバー相当で500万円、チームリーダー相当で830万円、マネージャー相当で1,540万円となっている。

■アイシン:SDV向け運転支援・自動運転アプリケーション開発

トヨタグループの自動車部品メーカーであるアイシンは、交通事故ゼロ社会の実現に向けて自動運転などの運転支援商品を推進している。同社は自動運転・自動駐車・自動バレー駐車システムにおけるADASセンサーを用いたセンシング、車両制御、HMIの開発・製品化を担当する人材を募集中だ。


AIを用いた画像認識アルゴリズム開発、カメラ画像処理・HMIソフトウェア開発、ADASセンサ情報を用いた駐車計画・経路設計のロジック開発、画像系SoC/FPGAを活用したADASソフトウェアPF開発、他社ECUへのソフトウェア提供開発、OEM・協業パートナーとのプロジェクト推進の6つの業務について、経験を考慮し配属を検討するという。

応募の際に必要なのは、ソフトウェア開発経験(下流工程経験3年以上目安)だ。勤務地は愛知県刈谷市で、予定年収は590〜1,100万円。

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■Astemo:自動運転/先進運転支援システムのソフトウェア設計開発

Astemoは長年培った自動車関連技術とエレクトロニクス技術を融合させ、自動車機器システムを開発・製造している企業だ。現在募集しているのは、自動運転・先進運転支援システムのソフトウェア設計開発を担う人材だ。

具体的には、自動車メーカーの車両制御機能に関する要求や同社独自の目標・要求に基づいたシステム設計のほか、要求機能に応じた制御・論理設計および機能安全・信頼性設計の構築、HILS/MILSやテスト車両などを使用して各機能の検証などを担当する。


応募にあたり必須となるのは、ハード・ソフト含めたシステムの開発においてソフトウェア開発の取りまとめた経験があること。それに加え、マイコンとOSの両方の知識がある、C言語でのソースコードの作成経験のいずれかも必要になる。勤務地は東京都渋谷区で、想定年収は750~1,200万円だ。

■ソフトバンク:バックエンドエンジニア【自動運転モビリティサービス事業】

BOLDLYが展開するARMA(左)とMiCa(右)=出典:BOLDLYプレスリリース

子会社で自動運転の実装を手掛けるBOLDLYに出向となる。IoTデバイスを統合するIoTプラットフォームのクラウドシステム上での構築、バックエンドエンジニアとしてのAPI開発、クラウドを熟知し性能監視、アラート監視の仕組みの検討・実装が主な業務内容だ。

具体的には、モビリティサービス向けのWeb API開発や、自動運転車両のリアルタイムデータを扱うIoT基盤の構築・運用、アジャイル開発スクラムで開発、プロダクトオーナーやチームメンバーと意見交換して実現方法を決定することなどを担当するようだ。

応募資格は、Python・Golang・Javaのいずれかの実務経験、AWS環境での開発経験、Gitを利用したチーム開発経験があることだ。勤務地は東京都港区の竹芝本社、想定理論年収は636万2,750円~1,031万6,750円となっている。

■【まとめ】高い専門性を持つ人材は争奪戦に

自動運転関連の求人でも、自動車業界や自動運転業界での経験は不要な場合がほとんどだ。しかし高度な知識や豊富な経験は必須となってくる。現在は年収1,000万円を超える求人も多い。それだけ各社が自動運転の実用化に向けて注力しているということなのだろう。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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