中国シャオミの自動運転車で3人死亡 格安スマホ会社製は危ない?

手動モード終了の1秒後に衝突事故



出典:X投稿(@MarioNawfal)

中国で自動運転車による死亡事故が起こった。中国スマートフォン大手Xiaomi(小米科技/シャオミ)製の自動運転車に大学生3人が乗車して走行中、高速道路上でガードレールに衝突し、全員が死亡した。

自動運転モードで走行中に障害物を検知し、手動運転に切り替わったものの、その1秒後に衝突。減速・回避が間に合わずに衝突した。現実的には人間が1秒間で適切な対応をとるのは難しいため、実質的には自動運転モードの事故として、波紋を広げている。


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■スマホ企業シャオミのEVでの事故

2025年3月29日の夜、3人の大学生はシャオミのEV(電気自動車)「SU7」に乗って高速道を走行していた。事故前にはADAS(先進運転支援システム)の一種である自動運転モード「NOA(Navigate on Autopilot)」が作動していた。

なおNOAは目的地を設定すると自動走行できる機能だ。最近の中国では、NOA機能の有無を新車を購入する際の決定材料とする人が多く、普及率も急増している状況にある。

■シャオミが詳しい時系列を公表

今回の事故について、シャオミの広報担当者が中国のSNS「Weibo(微博)」で経緯を詳しく説明している。


▼Weibo(微博)でのシャオミの公式投稿
https://weibo.com/5136788508/5150602603790529

事故発生前、車両はNOAモードで時速116キロで走行していた。事故現場の区間は工事のため車線が閉鎖され、反対車線に迂回する必要があった。車両は障害物を検知したため警告を発し、減速を開始した。その後、手動運転モードに切り替えて、人間による運転で減速を始めたが間に合わず、コンクリート製のガードレールに衝突するに至った。衝突前にシステムが確認した最終的な速度は時速約97キロだったという。

現在シャオミが把握している情報と、警察に提出した内容の要約は下記となっている。手動運転モードに切り替わった直後の事故だということが分かる。

【3月29日の衝突までの時系列】
22時27分17秒:NOAモードが起動、車速116km/h
22時28分17秒:軽度の注意散漫の警告
22時36分48秒:NOAが警告「ハンドルを握ってください」と発出
22時44分24秒:NOAがリスク警告「前方に障害物があります」に切り替え、減速リクエストを発出し、減速を開始
22時44分25秒:手動運転モードに切り替え、ハンドルが左に22.0625度、ブレーキが31%踏まれる
22時44分26秒:ハンドルが右に1.0625度、ブレーキが38%踏まれる
22時44分26秒〜28秒の間:車両がコンクリートのガードレールに衝突


衝突直後にeCallシステム(車両緊急通報システム)が起動、シャオミへの通報と救急車の要請が行われた。シャオミは事故発生1分以内にこの車両の持ち主と連絡を取った。(ちなみに運転手は車の持ち主ではなかったようだ)

そして23時頃に救急車が到着したが、衝突した車は炎上し、3人全員が亡くなった。

■事故後にドアが開かなかった?

2010年設立のシャオミは、低価格のスマートフォンのほか、タブレットやテレビ、体重計や掃除機などの製造・販売を手掛けるデジタル機器メーカーだ。

2021年に、2024年にEVの生産を開始することを発表した。そして2024年3月に初の量産EVとなるSU7の販売を開始した。SU7の上位バージョンには衝突回避機能なども搭載されているが、今回事故を起こしたSU7は標準バージョンだったようだ。

出典:Xiaomi公式サイト

また中国メディアによると、衝突し炎上した際に車のドアが開かなかったことで焼死したと遺族が話しているという。

中国は国を挙げて自動運転車の実用化を進めており、各地で自動運転タクシー自動運転バスの実証実験なども行われている。また新しいものや効率的な仕組みを受け入れやすい国民性もあり、高度なADAS搭載車や自動運転車が急速に普及している。

今回の事故にあたり、シャオミからのより詳細な報告と改善が待たれる。

【参考】関連記事としては「中国スマホ大手Xiaomi、自動運転EVを2024年前半から量産へ」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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