米EV(電気自動車)大手のテスラは、ソフトウェアアップデートなど車両のアップデートを何度も繰り返すことで知られている。そのテスラに関し、1年に平均247回ものアップデートを実施していることが判明した。
アップデートにより、最先端技術の導入のほか、ADAS(先進運転支援システム)の機能向上やバグの修正を行っている。
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■アップデートは「年平均247.4回」
2020年からの5年のうち、アップデート回数が最も多かったのが2022年で、メジャーアップデートとマイナーアップデートの合計が343回であった。
各年のテスラの車両機能のアップデート回数は下記となっている。平均すると年247.4回だ。
- 2020年:161回(メジャーアップデート50回、マイナーアップデート111回)
- 2021年:194回(メジャーアップデート38回、マイナーアップデート156回)
- 2022年:343回(メジャーアップデート49回、マイナーアップデート294回)
- 2023年:275回(メジャーアップデート85回、マイナーアップデート190回)
- 2024年:264回(メジャーアップデート82回、マイナーアップデート182回)
なおメジャーアップデートは、ソフトウェアの機能が大幅に向上したり、仕様が大きく変更されたりするバージョンアップのことだ。マイナーアップデートは、不具合修正やセキュリティ強化など、機能追加や仕様変更を伴わない、比較的小規模なバージョンアップのことをいう。

■アップデートの目的は?
テスラの代表的なアップデート機能の例としては、2020年は「時速50キロ以上で走行中に急ブレーキをかけた際のブレーキライトの追加」や「複雑な幹線道路や街中の交差点の車線ガイダンスのハイライト表示」となっている。
2021年は「開錠方法の機能追加(運転席のドアのみの開錠オプション)」や「他の所有車両とのドライバープロフィールの同期」、2022年は「自動運転機能向上(高速道路での有効化)」や「タッチスクリーンの言語追加(タイ語)」、2023年は「オートパイロットの起動方法の簡略化」や「地域に合わせたラジオ情報の追加」、2024年は「充電パフォーマンス向上」や「自動運転機能向上(衝突回避予測の改善)」などだ。
このうち2022年の自動運転機能の高速道路での有効化だが、テスラのADAS「Autopilot(オートパイロット)」が運転支援を行うことを指すと思われる。オートパイロットには、設定された走行速度を維持する「トラフィックアウェア クルーズコントロール」や、設定された車間距離などを維持する「オートステアリング」、ウィンカーが示している方向に隣接する車線に移動する「オートレーンチェンジ」といった機能がある。
■マスク氏の言動が注目されがちだが…

テスラは2025年6月から、米国で自動運転タクシー(ロボタクシー)のサービスを始動予定だ。
テスラに関しては、なかなか実装が実現しない自動運転技術や、CEO(最高経営責任者)であるイーロン・マスク氏の言動などが話題になりがちだが、入念なアップデートを繰り返すことで最新技術の導入や調整を行っていることが、今回のデータから分かった格好と言える。
引き続きテスラに注目だ。
【参考】関連記事としては「テスラは「自動運転」だけじゃない!子供の「置き去り検知機能」実装」も参照。