ソフトウェア開発企業の株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区/代表取締役:大石清恭)は2018年12月20日までに、車内の過ごし方を劇的に変えるとされる自動運転車やコネクテッドカー向けのマルチメディア・コンテンツサービス「ACCESS Twine for Car 2.0」の提供開始について報道発表を行った。
ACCESS Twine for Car 2.0は車載インフォテインメント・プラットフォームとコンテンツストリーミング・サービスを組み合わせたソリューションで、OEM(相手先ブランドによる生産)企業向けに提供する。2018年4月に発表した「ACCESS Twine for Car」の最新版という位置付けだ。
発表によれば、UI(ユーザーインターフェース=操作性)やHMI(ヒューマン・マシーン・インターフェース)のデザインを刷新し、車載向けの電子番組ガイドと駐車場などの支払い支援などの新サービスを追加した。対応OSはLinuxとアンドロイド。
自動運転車で自動運転レベル4(高度運転自動化)以上のシステムが稼働しているときは、人が運転に関与する必要が無くなる。こうした理由から広告の配信を含む車載向けのコンテンツサービスは自動車関連の新市場として注目を浴びている。
ACCESSヨーロッパのNeale Foster最高経営責任者(CEO)は「自動車メーカーにとって、顧客とのブランドエンゲージメントを強化する好機が到来している」と説明。その上でACCESS Twine for Car 2.0について「実装も容易で、独自性の高い自社ブランドのエンターテインメント・サービスの創造を可能にします」とコメントしている。
ACCESS Twine for Carは位置情報とも連携しており、駐車場の情報や商業施設、イベントやキャンペーン情報を提供することにも役立つ。
【参考】関連記事としては「コネクテッドカー・つながるクルマとは? 意味や仕組みや定義は?」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 29, 2018