中国で検索大手・百度(バイドゥ)が、国営の大手自動車集団である中国第一汽車集団有限公司(FAW)と共同でレベル4クラスの自動運転車を開発し、2020年末ごろから量産に乗り出す。中国国営通信社CNSが報じた。
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自動運転レベル4は「高度運転自動化」と呼ばれ、高速道路などの限定領域で無人の自動運転を実現できる段階を指す。百度の自動運転プラットフォーム「アポロ」を一汽のSUV(多目的スポーツ車)に搭載する方向性のようだ。
報道などによると、量産する自動運転車の販売は当初は中国国内に限る。その後、中国以外の国の法律や交通ルールにも最適化するようシステムなどを改変し、海外展開も進めるものとみられる。
百度と一汽の協業は、日本で言うトヨタとソフトバンクの提携並みに中国国内ではインパクトがあるニュースだ。中国における自動運転業界の今後に大きな影響を与えていきそうだ。
【参考】関連記事としては「中国・百度、レベル4クラスの完全自動運転EVバスを実用化」も参照。
先越された…中国・百度がレベル4相当の自動運転EVバスを実用化 https://t.co/OFjBLqcbPi @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 5, 2018