アメリカにおける自動運転分野のリーディングカンパニーはGoogle/Waymoであり、中国の場合はDiDi(滴滴)の社名が挙がる。そのDiDiが2025年末から量産をスタートする自動運転レベル4搭載車の全容が明らかになった。
車両前方のヘッドライトの間にディスプレイが設置され、他の車や歩行者に対して「ありがとう」や「ようこそ」といったメッセージを絵文字入りで表示することができるという。つまり自動運転AIの「意思」や「感情」を可視化・伝達するツールだ。
絵文字を使えるということは、実際には「ありがとう(^o^)」などと表示されることになりそうだ。
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■センサーは合計33個
DiDiの発表は、広州で開催されたデクノロジーイベントで行われ、DiDiの共同創業者であり、自動運転部門のCEO(最高経営責任者)である張博氏がマイクを握った。
DiDiが量産をスタートさせる自動運転レベル4の機能を搭載した車両は自動運転タクシー向けに使用されるとみられ、新世代のハードウェアプラットフォームが搭載されているという。
具体的には、センサーは合計33個設置され、LiDARやカメラ、4Dミリ波レーダー、赤外線カメラ、音響センサーなどを含む。自動運転AIの視野は360度全方位で、「全シーンに対応した認識機能」が実装されているという。
特に強みは最新のレーダーチップを搭載した4Dミリ波レーダーであり、発表では「前世代と比べて性能が4倍に向上」と説明。雨や雪、霧などの悪天候でも高精度な検知を実現するという。赤外線カメラは夜間の歩行者の認識能力を大幅に向上させた。

■車両前方で「ようこそ」などと表示
こうした性能面のほか、実際の車両としての使いやすさの向上やコスト減に取り組んだことも注目点だ。張博CEOによれば、トランクスペースは88%増加し、製造コストは74%低減したという。
そして冒頭触れた車両前方の車外向けディスプレイでは「ありがとう」のほか、「ようこそ」といったメッセージも表示できるという。
ちなみに自動運転車に車外とのコミュニケーションツールを搭載させるアイデアや取り組みはこれまでにもあり、詳しくは以下の記事を参照してほしいが、車両前方に人間の「目」を模した可動部を設置し、歩行者とアイコンタクトをできるようにする取り組みもあった。英ジャガーランドローバーが開発していた。

【参考】関連記事としては「光のサインやバーチャルアイ…自動運転車と歩行者は、どう意思疎通をすべき?」も参照。
■米中競争はさらに激しさを増す
自動運転レベル4の水準は、海外ではWaymoが実現し、すでに車内にセーフティドライバーすらいない段階のロボタクシー車両として商用利用している。中国企業もGoogle/Waymo勢に負けておらず、すでに自動運転タクシーを中国国内で稼働させており、今後、米中競争はさらに激しさを増しそうだ。
【参考】関連記事としては「自動運転タクシーとは?アメリカ・日本・中国の開発状況は?」も参照。