AI自動運転タクシー開発のZoox、CEOが電撃解任 アメリカ・シリコンバレー屈指のスタートアップ エンジニア採用を加速中の矢先

2014年創業、市場価値3500億円


解任されたティム・ケントレイ・クレイ氏=出典:Fortune Brainstorm TECH / Flickr (CC BY-NC-ND 2.0)
市場価値3500億円とも言われるシリコンバレー屈指のスタートアップ企業で、電撃的な最高経営責任者(CEO)の解任劇が起きた。その企業は自動運転EVタクシーの開発を進めているZoox(ズークス)社。「3500億円の男」に一体何が起きたのか。そしてこの混乱に乗じて、ソフトバンクが巨額出資に乗り出す可能性も浮上している。

ティム・ケントレイ・クレイCEOが代表職を解任されたことが分かったのは2018年8月24日。ケントレイ・クレイ氏は自身のツイッターアカウントで「without a warning, cause or right of reply.」とツイートしている。事前宣告など無く解任が決まったようで、現在までに解任の理由は分かっていない。

この混乱を機に、米ライドシェア大手ウーバーのときと同様に、ソフトバンクが巨額出資に乗り出す可能性が浮上している。ウーバーでは2017年に創業者とベンチャーキャピタル(VC)の対立で混乱が起き、安定経営を目指すためにソフトバンクの出資を受け入れたという経緯がある。







Zoox社は、豪州出身のデザイナーであるケントレイ・クレイ氏と米スタンフォード大学で自動運転車の研究開発に参加していたジェシー・レビンソン氏が2014年に創業。現在の市場価値は32億ドル(約3500億円)と言われる世界屈指の自動運転スタートアップで、自動運転EVタクシーを2020年ごろまでに開発することを目標に掲げていた。

同社は自動運転技術の開発に向けてエンジニア採用を加速させており、2018年7月には大型資金調達を終えたばかりだった。







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