自動運転の「目」とも呼ばれるLiDAR(ライダー)を開発する米スタートアップ企業AEyeが、シリーズBラウンドで4000万ドル(約44億円)の資金調達を実施することが、2018年11月21日までに明らかになった。資金は国際的な販路拡大に投じられる予定。
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出資は、台湾政府がスポンサーで米シリコンバレーにも拠点を有するベンチャー・キャピタル(VC)「タイワニア・キャピタル」が主導。AEye創業者のLuis Dussan最高経営責任者(CEO)は「タイワニアとの関係はアジアへのゲートウェイ(入り口)になるだろう」と語っている。
AEye社は2013年設立し、自社製LiDAR「AE100」を開発している。自動車メーカーやメーカーと直接取引するティア1(1次部品メーカー)企業に安価なLiDAR製品を提供することを掲げ、今回の資金調達によって世界におけるシェア獲得に向けた動きを加速させたい考えだ。AEyeのシリーズAを含めたこれまでの資金調達額は6100億ドル(約67億円)に達している。
タイワニア・キャピタルは2017年に設立され、AI(人工知能)やIoT、ICT(情報通信技術)領域の国内外のスタートアップ企業への出資を積極的に実施している。報道などによれば、米インテルの投資部門「インテル・キャピタル」や仏エアバスの投資グループ「エアバス・ベンチャーズ」なども出資に参加した。
【参考】LiDARについては「LiDARとは? 自動運転車のコアセンサー 機能・役割・技術・価格や、開発企業・会社を総まとめ|自動運転ラボ」も参照。
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