パイオニア、シンガポールで3D-LiDAR搭載した自動運転シャトルバスの実証実験 MooVita社と

レベル4のサービス商用化目指す



パイオニア製「3D-LiDARセンサー」が搭載された自動運転シャトルバス(ニーアン・ポリテクニック構内での自動運転実証実験)=出典:パイオニア社プレスリリース

日本の電機メーカー大手パイオニア(本社:東京都文京区/最高経営責任者:小谷進)は2018年11月12日までに、シンガポールの自動運転技術開発企業MooVita社とともに、パイオニア製「3D-LiDAR」センサーを搭載した自動運転シャトルバスの走行実証実験の開始について発表した。

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実験はシンガポールの高等教育機関「ニーアン・ポリテクニック」の構内で行われる。実証実験を通じて、自動運転レベル4(高度運転自動化)クラスのサービス商用化を目指す。


パイオニアが開発・製造する「3D-LiDARセンサー」は、レーザー光を用いて遠くのものを立体的かつリアルタイムに捉えることが可能。既に自動運転開発企業向けに複数モデルを提供している。

実証実験のパートナーとなるMooVita社はシンガポール科学技術庁の出身技術者によって立ち上げられたスタートアップ。シンガポールの公共道路で初めて自動運転車両の走行実験を行った企業としても知られ、都市型自動運転ソフトウェアの開発などを手掛けている。


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