ZMPと鴻池運輸、成田空港で自動運転の実証実験 地上支援業務の省力化目指す

2018年12月17〜19日の3日間



自動運転ベンチャーの株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)は2018年12月4日、成田国際空港の制限区域内で自動走行車両の実証実験を実施すると発表した。実施期間は12月17日から19日の3日間で、物流会社の鴻池運輸株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役兼社長執行役員:鴻池忠彦)とともに行う。


ZMPと鴻池運輸は国土交通省航空局が公募した「空港の制限区域内の自動走行に係る実証実験 実証実験実施者」に選定されている。今回はこの事業における実証実験という位置付けとなる。

ZMPの実験車両で日本空港サービス株式会社(KONOIKEグループ)の作業スタッフの空港内移動を支援する。制限区域内という一般道路と異なる環境で実施した場合に、どのような課題が発生するのかなどを検証していく。

成田空港での航空機の発着回数はインバウンド需要の高まりとともに増加傾向にある。2013年度に22万6182件だった発着回数は2017年度には25万2447回に達しており、地上における関連業務の担い手不足が課題として深刻化している。自動運転車両の導入されれば一部の業務は省力化され、こうした課題の解消につながることが期待されている。

【参考】関連記事としては「空港での自動運転実証実験、応募者の中から8者を採択 SBドライブや先進モビリティ、ZMPなど」も参照。



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