駐車場事業やカーシェア事業を展開するパーク24株式会社(本社:東京都品川区/社長:西川光一)は2019年11月11日までに、「移動に関連するシェアリングサービス」のアンケート調査を同社の会員制サービス「タイムズクラブ」の会員向けに実施し、その結果を発表した。
カーシェアやサイクルシェア、駐車場シェアなどを含むシェアリングは、近い将来一般化する移動統合サービス「MaaS」を構成する一要素だ。そういう視点からも、一般にシェアリングサービスがどのようにとらえられているのかは興味深い。
アンケート調査ではまず、「国内外問わず、知っているシェアリングサービス」を聞き、その結果、最も認知度が高かったのは企業が提供する「カーシェア(BtoC)」で89%だった。前年の調査よりも認知度は3%高まった結果となった。
続いて認知度が高かったのは、前年比14%増の「サイクルシェア」で44%となっており、シェアリングサービスのうち最も認知度の伸びが大きかった。
その後は「駐車場シェア」が同13%増の39%、「個人間カーシェア」が同2%増の15%、「ライドシェア」が同5%増の15%と続いた。日本ではライドシェアが諸外国とは違って解禁されておらず、いまだに認知度が低いことが明らかになった形だ。
このアンケートでは「国内外問わず、使ったことがあるシェアリングサービス」についても質問しており、「カーシェア(BtoC)」が18%、「駐車場シェア(借りる側)」が11%、「サイクルシェア」が6%の順だった。ちなみに68%がシェアリングサービスについて「使ったことがない」と答えている。
「さらなる広がりを期待するサービス」については「駐車場シェア」が39%と最多だった。
【参考】関連記事としては「カーシェアリングとは? メリットやデメリットは? MaaSの一端を担うサービス」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) April 1, 2019