ドイツの自動車部品メーカー大手であるボッシュ・グループは2019年6月27日までに年次記者会見を開き、日本国内における自動運転関連の事業については、物流関連施設で自動バレーパーキング技術を応用した低速無人搬送の実証実験を開始したことに触れた。
自動駐車は日本市場において同社が注力している分野の一つ。自動駐車の技術は主にドイツで開発や実証実験に取り組んでいたが、同社は2017年に日本でも自動バレーパーキングの専門組織を設立し、現在、商用化に向けた取り組みに力を入れている。
年次記者会見では、スマートフォンと車両がBluetooth経由で通信する「パーフェクトリーキーレス」の開発車両も公開された。
デジタルキーをクラウド経由で管理可能なことから、同社は「所有用の乗用車だけでなく多数のユーザーが同じ車両を使用するカーシェアリング用車両や運送会社などの事業者が所有するフリートで使用することができます」と強調している。
■日本国内の売上高、前年比10%増
ボッシュが年次記者会見で、2018年度の日本国内における第三者連結売上高が前年比10%増の約3250億円だったことを発表している。2桁成長は2年連続。2019年は5%程度の増加率となる見込みだという。
【参考】関連記事としては「ボッシュの自動運転・LiDAR戦略まとめ 日本や海外での取り組みは?」も参照。
デンソーと覇権争うボッシュの自動運転・LiDAR戦略まとめ 次世代自動車市場をどう勝ち抜くか https://t.co/CG2mxoMLSM @jidountenlab #ボッシュ #自動運転 #LiDAR
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) November 20, 2018