中国の電子商取引(EC)最大手アリババ集団(本社:浙江省/会長:ジャック・マー)が、自動運転分野に本格的に参入する。中国の交通運輸省と自動運転で協力し、中国国内における自動運転車の普及を後押しする。
アリババが出資し、「中国のテスラ」の異名を持つ中国EV(電気自動車)スタートアップの小鵬汽車はシリコンバレーで自動運転エンジニアの採用を強化しており、EC業界の巨人が自動車イノベーションの舞台に姿を表した形だ。
中国政府は主要都市で自動運転の実証実験エリアを指定するなどし、欧米諸国や日本に負けじと自動運転開発を奨励している。
中国では今のところ、インターネット大手の百度(バイドゥ)の自動運転開発プロジェクトが最も知名度がある。アリババ集団の本格的な参入は中国国内だけではなく、世界の自動運転業界の勢力図に大きな影響を与えそうだ。
【参考】中国政府の自動運転に関する方針などについては「自動運転、アジア日中韓三つ巴の開発競争 シンガポールも自動運転バス導入へ|自動運転ラボ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) May 29, 2018