自動運転レベル2のハンズオフ機能搭載車、市場化加速!トヨタ、日産、ホンダ・・・

国内自動車メーカーの動向を探る



出典:国土交通省資料

日産が今後全ての新型車に運転支援機能を標準装備するといった報道や、トヨタが高級車「レクサス」の新型車にハンドルやアクセル・ブレーキの操作無しで運転可能なADAS(先進運転支援システム)を搭載するといった発表がされるなど、日本でも一定の走行条件下でのハンズオフやハンズフリー機能を搭載した車の市場化が進んでいる。

この記事ではハンズオフ機能に関する開発や市場化について、トヨタ、日産、ホンダ、スバルの4社の動向を紹介しよう。







■トヨタは「Lexus Teammate」を展開

トヨタは高度運転支援技術「Lexus Teammate」を搭載した新型「LS」を2020年初冬に発売する予定だ。

このLexus Teammateは、人とクルマが同じ目的でパートナーのような関係を築くというトヨタ独自の自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」に基づき開発された技術だ。

Lexus Teammateでは自動車専用道路での出口までの運転支援のほか、アクセルやブレーキ、シフトチェンジの自動制御によってスイッチ操作での駐車を可能にする。

■日産は「プロパイロット2.0」でハンズオフ実現

日産の運転支援システムと言えば「プロパイロット」だ。2019年5月、高速道路の走行時に一定の条件を満たすと手放し運転が可能となる「プロパイロット2.0」を発表した。

このプロパイロット2.0は2019年9月に発表されたスカイラインに搭載されており、直ちにドライバーがハンドル操作ができるなどの一定条件下において、高速道路の同一車線内でハンズオフが可能だ。

カメラ、レーダー、GPS、3D高精度地図データなどを組み合わせて活用することで、周囲を360度リアルタイムに把握し滑らかな走行が可能だという。プロパイロット機能を搭載した車の累計販売台数は、2020年度末で66万台を超えるとみられている。

■ホンダはレベル3搭載車でハンズオフ可能に

日本では2020年4月に「自動運転レベル3」の車両の販売が解禁された。ホンダは2020年中に、高速道路において一定の条件付きで自動運転が可能なレベル3の技術の実用化を目指している。

八郷隆弘社長は2020年3月期の決算発表で、自動運転レベル3対応の車種について「年内になんとか発売に結びつけられれば」と話している。この車両が自動運転レベル3であれば、当然ハンズオフ運転は可能になる。

■SUBARUは「アイサイトX」でハンズオフ実現

スバルは、安全性と快適性を高める高度運転支援システムを備えた「アイサイトX」を初搭載した新型レヴォーグを2020年10月に販売することを発表している。

3D高精度地図データやGPSなどを活用し、高速道路でのハンズオフによる渋滞時の負担軽減や、カーブや料金所へ入る際の速度制御や車線変更を支援し、快適な安全運転をサポートする。

■ハンズオフは自動運転レベル2、アイズオフへの進化でレベル3に

自動運転の段階を示す「自動運転レベル」では、ハンズオフ機能はレベル2に相当する。今後、「ハンズオフ」から「アイズオフ」まで進化すればレベル3相当の技術となり、高度なADAS(先進運転支援システム)もしくは条件付きの自動運転機能と呼べるようになる。

■【まとめ】着々と技術が向上

このように日本国内の主要な自動車メーカーは、既にハンズオフ運転を実現する段階まで来ている。ハンズオフ運転は自動運転レベル2〜3の技術で、着々と技術の向上がなされていることが感じられる。各社の技術革新から目が離せない状況が続く。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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