Google自動運転タクシー、日本展開へ「時給2000円」でバイト募集?

江東区でのテストドライバー求人発見



「英語力&車の運転だけ」が必要な自動運転テストドライバーの求人が、各求人サイトに掲載されている。


勤務地は東京都江東区で、自動運転技術を開発している米国本社とのやりとりもあるという。この職種を募集している米国企業は、Google系の自動運転開発企業Waymo(ウェイモ)の可能性が高そうだ。

米国でドライバーレスの自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスを展開しているWaymoだが、日本でもタクシー最大手である日本交通や配車アプリ大手GOと組んで、Waymo車両を東京に導入するため2024年12月に戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

2025年4月からは、東京都心の7区において日本交通の乗務員による有人での運行でWaymo車両の走行がスタートし、江東区も対象エリアとなっている。やはりWaymoの求人なのか。

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■テストドライバー求人の概要

自動運転テストドライバーの求人は、江東区塩浜で道路走行モニタースタッフとして自動運転・自動走行制御システム開発のための走行データや車両データの測定を行う。決められたルートを専用車で走行し、各種データの測定からレポート提出までを担うという。電話やメールで米国本社とのやりとりもある。また国内外へ出張の可能性もあるようだ。


▼\英語力&車の運転だけ/自動運転テストドライバー☆彡@江東区
https://www.manpowerjobnet.com/search/detail_view/?dbjnworkno=1601399

勤務日時は平日5日間の9〜18時、月10時間程度の残業がある。雇用形態は派遣で、時給2,000円。月収例として33万6,000円が提示されている。応募に必要な資格・スキルは普通自動車免許(AT限定可)、車の運転に慣れていること、英語力(メール、電話対応)の3つだ。

求人情報では「自動運転の技術を開発している米国発のメーカー!社有車の実際の道路走行のサンプルを得るために指定のルートを一定速度で走行頂くだけです!車の運転が好きな方必見」「アメリカ本社とのやり取りで英語使用場面もあり!語学力を発揮したい方にもオススメです!」といったキャッチフレーズが並んでいる。

■東京都心7区でWaymo車の有人走行スタート

出典:日本交通プレスリリース

現在、米国企業で日本での自動運転車のテスト走行を行うことを発表しているのはWaymoとEV(電気自動車)大手のテスラのみだと思われる。テスラは2025年8月から、ADAS(先進運転支援システム)「FSD(Supervised:監視あり)」のテスト走行を本格開始した。


ただしFSD(Supervised)はレベル2の自動運転機能にとどまるため、自動運転とは言えない。となると江東区での求人は、Waymo車の自動運転テストドライバーだと考えるのが妥当であろう。

Waymoと日本交通、GOは2025年4月14日から、Waymoの自動運転技術を日本の公道に適応させるための車両走行を開始した。走行エリアは港区、新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、品川区、江東区の7区だ。

発表時点では、日本交通の乗務員が手動運転で走行することにより収集するデータを活用していくという内容になっていた。

■初の海外実用化は日本で確定か?

2028年に世界で初めてロボタクシーを商用化したWaymo。現在、フェニックスやサンフランシスコ、ロサンゼルスのほか、オースティン、アトランタ、サンノゼでもサービスを提供している。2025年6月には、ニューヨークでのサービス展開を視野に入れていることを発表した。さらにワシントンD.C.やテネシー州ナッシュビルを含む9都市でもサービスを拡大する予定だ。

Waymoが米国以外でロボタクシー実用化するのは、東京になるのだろうか。まずはセーフティドライバー同乗のもとでのサービス開始、その後ドライバーレスに移行していくのか、注目したい。

【参考】関連記事としては「Googleの自動運転タクシー、ついに「高速道路」も通行」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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