年収550万円以上で「スバルを自動運転で勝たせよ」!気になる求人4選【2024年12月】

高度なスキルを有する人材の獲得競争が激化



出典:Flickr / Consumerist.com (https://www.flickr.com/photos/jeepersmedia/14238549032/) CC BY 2.0

日本でもライドシェアの一部解禁や自動運転タクシーサービスの実証などがスタートした2024年は、モビリティ業界にとって大きく前進した1年となった。2025年は実用化に向けさらなる技術開発が進むことが予想される。それに伴い、自動運転やMaaS関連の求人もより多様化してきた。

特にSUBARUの求人は、トヨタ日産ホンダが自動運転開発に本腰を入れる中、準大手のSUBARUの自動運転開発に携わり、日本のトップ3の技術に勝つための仕事をする注目職種だと言えよう。

自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2024年12月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。

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■SUBARU:自動運転ソフトウェア開発エンジニア

SUBARUでは「コネクティッド技術×自動運転」をテーマとした募集を行っている。サーバを用いた自動運転の研究開発業務で、コネクト自動運転におけるサーバ側の自動運転制御の実装(AWS、L5G-MEC等)業務を担当する。

4名程の少数精鋭チームにおいて、サーバシステム構築のミッションをメインにエンジニア業務を行っていくという。制御開発エンジニアとして経験を積んだ後は、大元の新機能価値の研究リーダーや、技術本部のソフトウェア開発部署に技術とともに異動し量産車開発に携わるなどのキャリアステップが想定される。

応募には、自動運転・安全運転支援システムに関する知識や開発経験、制御アルゴリズム・プログラム開発経験、V2N・V2Xシステムに関する知識や開発経験、大規模システムの開発経験のいずれかが必須だ。勤務地は群馬県太田市の群馬製作所本工場で、想定年収は550万円以上となっている。

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■ジーテック:地方自治体のスマートシティ構想やまちづくりのプロジェクト進行管理

自治体をクライアントに、ドローン・自動運転の活用などスマートシティ推進プロジェクトなどの支援を手掛けるジーテックでは、プロジェクトの進行管理担当者を募集している。

具体的にはプロジェクトの受注後、事業戦略の立案支援や行政に関する総合計画書などの書類作成支援、行政手続きDX関連のサポート、各プロジェクトのマネジメントなどを担う。

応募の際はPCの基本操作スキルが必要で、未経験歓迎、人柄重視で採用を行っているという。勤務地は東京都中野区で、初年度の年収は360万~450万円だ。

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■フジタクシーグループ:ライドシェア夜勤ドライバー

愛知県名古屋市を拠点にタクシー事業などを展開するフジタクシーグループでは、ライドシェア夜勤ドライバーを募集中だ。19時~翌6時30分の勤務で、休憩2時間26分、シフト制で1週あたり45時間の労働時間となっている。

未経験でも応募可能で、まずはライドシェアドライバーの体験からスタートしてもいいという。普通自動車免許取得後1年以上であることが必須で、二種免許があればなお歓迎される。担当するエリアは主に名古屋市内、35万~82万円で、これまでの最高月給は82万円だったようだ。

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■トヨタ自動車:自動運転モビリティ向け運行管理センタシステム構築

トヨタでは、自動運転モビリティ「Autonomous Vehicle」と MaaSを融合させたAutono-MaaSの社会実装に向け、サービス事業者と連携したお客様視点でのサービス開発をリードする人材を募集している。

具体的には、自動運転モビリティ向け運行管理センタシステムのインフラ構築部門にて、MaaS事業者の課題・ニーズを解決可能な自社サービスのインフラ構築・運用や、 サービスの拡張やセキュリティ、品質等を備えたソフトウェア基盤(インフラ)の構築・運用を担当するようだ。

応募の際は、AWSでのインフラ構築・セキュリティ開発の実務経験のほか、メンバーや開発パートナーとソフトウェア開発を推進した経験、顧客の視点に立ち、主体的に考え、動き、解決する力が必須となる。勤務先は東京都文京区の東京本社だが、将来的に国内外への転勤の可能性がある。想定年収は590万~900万円。

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■専門知識を有している人材は争奪戦に

自動運転・MaaSの技術開発が高度化するにつれ、募集される職種も細分化している。関連技術の開発経験や知識がある人は、引く手あまたとなっている。自動運転は今後最も成長が期待される市場の1つと言われている。携わるなら今がチャンスかもしれない。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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