
自動車メーカー直系のカーリースとして人気のトヨタ運営のKINTO(キント)。この記事ではKINTOの「契約プラン」について記載する。
毎月の利用料金のみで車が使用でき、初期費用が発生しないカーリース。利用するときに理解することが必須なのが料金や契約プランだ。KINTOの契約プランは2つある。初期費用フリープランと解約金フリープランだ。詳しく解説する。
KINTO
【参考】関連記事としては「トヨタKINTOは「初期費用・頭金ゼロ円」って本当?」も参照。
■初期費用フリープラン
初期費用フリープランは、車のリース契約で初期費用が発生しないプランである。通常は、現金やローンを使って車を購入するときに、以下のような初期費用が発生する。
- 車両代金
- 税金
- 保険料
- 登録費用
- 納車費用
- 車庫証明費用
車両代金以外に10万円程度の初期費用が発生するのが普通だ。しかし、初期費用フリープランでは、これらの費用がかからない。そのため、リース契約時にまとまったお金を用意する必要がない。
初期費用フリープランでは、リース契約後に車を使うのに必要な費用は、基本的に月額料金のみである。場合によってはメンテナンス費用が発生するが、毎月の定額のみで車を利用でき、費用面での負担が少ない。

初期費用フリープランの契約内容
以下のような契約内容となる。
- 初期費用 : ゼロ
- 契約期間 : 3年・5年・7年
- ボーナス併用払い : 5.5万円・11万円・16.5万円
- 中途解約金 : あり
- 乗り換え : 可能
- 再契約 : 可能
契約期間とボーナス併用払いは、それぞれ3つの中から選べる。車種によっては、ボーナス併用払いで16.5万円を選べない。契約期間中の乗り換えができ、初回契約から7年後からは再契約も可能だ。乗り換えを行うときは、再度KINTOの審査を受ける必要がある。
また、レクサスだと契約期間は3年のみであり、乗り換えはできず、再契約は契約から5年後から可能となる。さらに、SUBARUの車だと、乗り換えや再契約はできない。
中途解約金が発生する
初期費用フリープランでは、3年・5年・7年の中から契約期間を選べる。契約期間が長いほど、毎月の利用料金は下がる。そして、契約満了前の解約を行った場合は、中途解約金が発生し、解約金の支払いが必要だ。
KINTOでは、トヨタ・SUBARU・レクサスと契約した車種のメーカー、そして解約した時期によって、いくらの違約金となるか決まる。解約は、契約から時間が経っているほど金額が少なくなる。どの時期に解約しても、契約満了前だと違約金が発生することは考慮しておこう。
ただし、以下の場合は中途解約金が発生しない。
- 契約者が死亡した
- 契約者が疾病や傷害で車を使えなくなった
これ以外の契約者都合での解約は、中途解約金が発生する。

【参考】関連記事としては「トヨタKINTOは中途解約・途中解約できる?違約金は発生する?」も参照。
■解約金フリープラン

契約満了前に解約しても、中途解約金が発生しないのが解約金フリープランである。カーリースの多くでは、通常は契約満了前の解約では違約金を支払わないといけない。KINTOの場合も同じであり、違約金は一概にいくらとは言えないが、数十万円になるケースも珍しくない。
そんな解約金が、このプランでは発生しない。解約金を気にせずいつでも契約を解除できるので、気軽に車を使えるプランだ。ライフスタイルが変わって車が必要なくなったり、違う車を使いたくなったりしても、そのときにすぐ解約できる。
解約金フリープランの契約内容
以下のような契約内容となる。
- 初期費用 : 月額5カ月分
- 契約期間 : 3年
- ボーナス併用払い : ゼロ
- 中途解約金 : ゼロ
- 乗り換え : 不可能
- 再契約 : 可能
初期費用は、利用料金の5カ月分が発生する。契約期間は3年であり、他の期間は選べない。また、ボーナス併用払いも利用できない。契約期間中の乗り換えはできないが、契約から7年経過後からは再契約が可能だ。

初期費用が発生する
解約金フリープランでは、契約時の初期費用が発生し、その金額は月額料金の5カ月分だ。
KINTOの中で最安値の車種はヤリスとなり、月額16,830円(税込)からだ。もしこの機種を契約したときには、月額の5カ月分である84,150円が初期費用として発生する。レクサスLMだと月額料金は346,500円(税込)からで、この車種を契約した場合の初期費用は1,732,500円となる。
ある程度の初期費用が必要であり、いつでも解約できるので、短期間で車を利用したい人向けのプランと言える。
■【まとめ】自分に合ったプランを選ぼう
KINTOで用意されているプランは、初期費用が発生しない初期費用フリープランと、中途解約金が発生しない解約金フリープランの2つだ。それぞれのプランで、契約期間やボーナス併用払いで選べる金額が違う。
契約時のまとまったお金をゼロにして車を利用したい人は初期費用フリープランを、中途解約での違約金をゼロにしたい人は解約金フリープランがおすすめだ。希望に応じて、どっちのプランを選ぶか決めよう。
KINTO
【参考】関連記事としては「カーリースおすすめ17社比較!月額料金・評判からどれを選ぶべき?|車のサブスク」も参照。