自動運転レベル3(条件付き運転自動化)とは、緊急時以外は自動運転のAI(人工知能)システムが運転の主体となる段階で、無人の自動運転車を実現する一歩手前と位置付けられている。しかし日本ではまだ自動運転レベル3を搭載した車両が一台も販売されたことがない。法整備がまだ整っていないからだ。
ドイツ大手自動車メーカーのアウディもこのほど、レベル3搭載を目玉としてきた上級セダン「Audi A8」の日本での販売では、レベル3の機能を無しとすることを発表した。「A8を買えばレベル3に乗れる!」と楽しみにしていたモーターファンにとっては残念だろう。
しかし自動運転レベル3の機能が無いとは言え、A8はすごい。量産車として初めて、光技術を使って周辺環境を検知するLiDAR(ライダー)を搭載し、12基の超音波センサーと5つのカメラ、5つのミリ波レーダーも実装している。最先端技術が1台に凝縮されており、ドライバーの安全な運転を強力に支援する。
Audi A8の日本での発売は2018年10月15日。アウディの日本支部アウディジャパンが全国126箇所にある正規販売店で販売する。車両本体価格は1140万円から1640万円。
【参考】自動運転レベル3の導入状況については、「【最新版】自動運転レベル3の定義や導入状況は?日本・世界の現状まとめ|自動運転ラボ」を参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 19, 2018