Googleロボタクシー、駐車場ケチり「住宅街ぐるぐる」【迷惑行為】

新たな課題の解決策はある?



出典:Waymoプレスリリース

Google系Waymoの自動運転車が、有料駐車場を使わず、次の利用者を待つために移動を続ける事態が起きている。米アトランタではこのほど、自動運転車が何時間も袋小路をぐるぐる回り続けるトラブルが発生した。

この内容に対し、ピッツバーグにある駐車場の決済や管理システムを開発するMeter Feeder(メーター・フィーダー)は、自動運転車が自ら駐車料金を支払う仕組みを提案している。


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■乗客がいない間の問題

自動運転タクシーは、利用者を目的地へ送り届けた後、次の配車依頼を待つ時間が発生する。搭乗者がいないにもかかわらず、駐車場を使わずに路上を走り続けて配車まで待機する方法には、以下のようなさまざまな問題がある。

  • 周辺住民への迷惑につながる
  • 不要な交通量を増加させる
  • 電力や燃料を無駄に消費する

自動運転車の普及が進めば、このような問題は今後さらに増える可能性がある。

■Meter Feederが提案する解決策

こうした問題の解決策として注目されているのが、Meter Feederが開発した自動駐車料金決済システムだ。


仕組みはシンプルだ。車両が駐車状態になると、現在位置とナンバープレート情報が自動的にMeter Feederへ送信され、自治体へ駐車料金が自動で支払われる。

有料駐車場であればすでにこうしたシステムがあるので、路肩での駐車に対応したものとみられる。

なおこうしたシステムは、人が操作することなく機械同士が通信して処理を実行する「マシン・ツー・マシン(M2M)」の事例といえる。

■年間5億ドルの損失に

Meter Feederの試算では、自動運転車が駐車料金を支払っていないことにより、アメリカの都市では年間約2,000万ドル(約32億円)の収入が失われているという。さらに普及が進めば、5年間で約5億ドル(約810億円)規模の損失に拡大する可能性があるようだ。


一方、自動運転事業者にとっても、車両を路上で走らせ続ける必要がなくなり、無駄なエネルギーを使わずに済み、交通渋滞や住民とのトラブルを減らす効果が期待できる。

この仕組みに対しては自治体側からも積極的な問い合わせが寄せられており、自動運転時代の新たなインフラとして期待が高まっているという。

■「待機」が課題に

自動運転タクシーの大手のWaymo(ウェイモ)では、カリフォルニア州における総走行距離の約44%が乗客を乗せていない状態になっている。

今後、ロボタクシーの普及が進むにつれ、「どこで、どのように待機するか」はますます重要なテーマになっていきそうだ。

【参考】関連記事としては「Waymoの自動運転タクシー、NYから追放か」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
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