トヨタのタクシー専用車両「JPN TAXI」10台に自動運転システムが搭載され、東京都内で2020年夏ごろに自動運転タクシーの実証実験が実施される見込みであることが、2019年11月14日に明らかになった。
自動運転OS(基本ソフト)の「Autoware」を開発する名古屋大学発スタートアップのティアフォーや、タクシー配車アプリ最大手のJapanTaxiなど5社が今回の取り組みに合意し、同日に同時発表した。早ければ2022年にも自動運転タクシーの事業化を実現させる計画で取り組みを進める。
ティアフォーとJapanTaxiはこれまで、自動運転用データ収集装置を搭載したタクシー車両を使い、データ収集実験などを通じて自動運転走行とタクシー車両の走行比較など知見を蓄積してきた経緯がある。
今回合意した両社以外の3社は土木測量ソフト大手のアイサンテクノロジーと損害保険ジャパン日本興亜、KDDIで、アイサンテクノロジーは自動運転タクシー用の高精度3次元(3D)地図の提供、損害保険ジャパン日本興亜は自動運転車両向け保険の提供、KDDIは自動運転を支える5G通信ネットワークの構築・提供などを担う。
報道発表では「担い手不足による公共交通の存続危機、ひいては交通弱者への対応といった喫緊の社会課題を解決する」と実証実験に対する意気込みが述べられている。
【参考】関連記事としては「自動運転タクシーの実現はいつから? 料金やサービスは?」も参照。
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