中国東部の山東省で、既存の高速道路を使った自動運転車向けのテストコースの準備が進んでいる。2019年9月にも完成し、中国の自動車メーカーや自動運転システムの開発会社による利用が始まるものとみられる。ブルームバーグが報じた。
政府系のインフラ企業「Qilu Transportation Development Group」がテストコースの準備に取り組んでおり、コースの全長は少なくとも26キロに上るとみられる。テストコース内にはトンネルや橋なども存在し、道路の傾斜なども実際の試験に役立ちそうだ。
自動運転技術に関しては、まず「限定領域」とも言える高速道路で「レベル4」の実用化がスタートすると言われている。そのため、高速道路を使ったテストコースは今後すぐ開発や検証の役に立ち始める。
自動運転ソフトウェアは仮想環境でのテストも重要だが、こうした現実の高速道路と同じ環境で遠慮なく実証実験を行えることは、メーカーやソフトウェア会社にとっては嬉しいだろう。
【参考】関連記事としては「「自動運転×中国」の最新動向は? 国や企業の取り組み状況まとめ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 18, 2018