米JPモルガンがライドシェア調査…運転手増加も給与は半減 ウーバーやリフト「時給計算を」

市場の飽和が原因か



米金融大手のJPモルガン・チェースが保有するシンクタンクの調査によれば、アメリカ国内ではこの5年間(2013年から2018年)でライドシェア運転手の数が530%増加している。しかし一方で給与は53%減少しているようだ。


調査結果によれば、ライドシェア運転手が稼いでいた金額は5年前は平均で1535ドル(約17万円)だったが、2018年3月時点では平均月額762ドル(約8万4000円)に減っている。

ライドシェア運転手は複数の仕事を掛け持ちしている場合も多いこともあり、個人の合計収入が減ったかどうかは定かではないが、少なくともライドシェアで多めの額を稼いでいる人は相対的に減っていると言えそう。

米ライドシェア大手のウーバー・テクノロジーズ社やリフト社は、この調査の結果は月収入を指標としているが、大事なのは時給金額だ、と反論している。

【参考】ライドシェアに関しては「ライドシェアとは? 意味や仕組み、ウーバーなど日本・世界の企業まとめ|自動運転ラボ」も参照。



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