中国における自動運転車の台数は、2040年には1350万台に達する——。こんな予測が2018年9月12日に上海で開催された自動車フォーラムで発表された。
中国における2017年の新車販売台数は2887万台。仮にこのままのペースで行けば、2040年には中国国内で売れる車両の半分が自動運転車となることになる。
自動車フォーラムでは米コンサルティング大手のマッキンゼー&カンパニーの担当者が、自動運転車の年間販売台数については、2030年には800万台、2040年には1350万台になると予想。金額ベースでは、2030年には2300億ドル(約25兆円)、2040年には3600億ドル(約40兆円)の市場になるという。
中国は自動運転車開発のために様々な政策を実行しており、上海や北京などの全国の主要都市に自動運転デモ用の専用路線を設置して実証実験を奨励している。普及・実用化に向けた政府の専門委員会も組織済みだ。
マッキンゼー&カンパニーの報告によれば、中国の消費者の半分近い49%が自動運転車が非常に重要であると考えており、アメリカの16%よりも高い数字を示しているという。
【参考】中国や日本における自動運転車に関する意識調査としては「自動運転を完全に信頼する日本人、わずか2% 中国・アメリカより低く|自動運転ラボ」も参照。
自動運転を完全に信頼する日本人、わずか2% 中国・アメリカより低く https://t.co/ibqniv0ARt @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 19, 2018