豊田通商、インドのバスアプリスタートアップに出資 MaaS関連事業を拡大

出資額は600万ドル、サービス普及に向け



豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:貸谷伊知郎)は2019年11月27日までに、中長距離バスアプリサービス「Shuttl」(シャトル)を展開するインドのスタートアップ企業「Super Highway Labs」(スーパーハイウェイラボ)に600万ドル(約6億5000万円)を出資したと発表した。

同サービスは、ユーザーがアプリでピックアップ場所などを選んだ上でバスの座席を事前予約できるというもの。現在はデリー首都圏などを含むインド6都市で展開し、1日10万回以上の乗車実績を誇る。


出典:豊田通商プレスリリース

次世代モビリティ事業に力を入れている豊田通商は今回の出資で、同サービスのさらなる普及やMaaS事業の拡大を目指すという。また、バスは人の大量輸送が可能であるため、交通渋滞の緩和や排ガスの抑制につなげることも視野に入れている。

今回の豊田通商は出資は事業拡大期の「シリーズC」におけるもので、トヨタ自動車が参加するベンチャーファンド「未来創生ファンド」とともに出資を行った。

豊田通商はMaaS関連事業に積極的に取り組んでいる。2019年8月には、アフリカにおけるモビリティ関連スタートアップへの出資・投資に特化した投資会社の設立を決定したと発表し、移動ニーズが高まるアフリカで事業の拡大も目指している。

【参考】関連記事としては「全世界視野!豊田通商の海外MaaS事業まとめ アフリカ、シンガポール、フランス・・・」も参照。



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