ライドシェア世界大手の米ウーバー・テクノロジーズが提供するアプリから、バスや鉄道のチケットの予約や決済も可能になる。まず同社は米コロラド州デンバーで取り組みをスタートし、ほかの地域に広げていく。
この仕組みでは、ウーバーが2016年に提携した乗換アプリ「Moovit」のリアルタイムデータが活用される。ウーバーのユーザーにとっても「あったらいいな」と思われていた仕組みで、ユーザーの利便性向上につながりそうだ。
バスや電車、カーシェア、ライドシェアなどの交通機関を統合する動きは、最近の世界の潮流だ。統合プラットフォームの代表格がフィンランドのMaaS系サービス「Whim」で、日本の国土交通省もこうした取り組みを進めている。
ただ交通機関の発券や予約のサービスを統合するには各交通事業者の合意と協力が必要だ。一気呵成にこうした仕組みを作るためには一民間事業者だけでは難しいという見方もあり、国や地方自治体との協力体制も重要になっていきそうだ。
【参考】関連記事としては「MaaSアプリ「Whim」とは? 仕組みやサービス内容を紹介」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 9, 2018